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うわさの怪談: 異世界への扉は、すぐそこにある。 (王様文庫)

うわさの怪談: 異世界への扉は、すぐそこにある。 (王様文庫)

うわさの怪談: 異世界への扉は、すぐそこにある。 (王様文庫)

作家
吉田悠軌
出版社
三笠書房
発売日
2019-10-30
ISBN
9784837969143
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うわさの怪談: 異世界への扉は、すぐそこにある。 (王様文庫) / 感想・レビュー

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夢追人009

吉田悠軌さんの全53話の本当かも知れない怪談噺。真実であってもなくてもそんなの関係ねえで文句なしに安心して楽しめますね。本当に職人作家にしてプロフェッショナルだなあと感心しますね。『回る首』ケイコさんは小さい頃ずっと、ある奇妙なものを見続けていました。地主だった彼女の家はとても大きく、両親の他にも大勢の家族が同居していました。庭の隅には離れの家が建っており、お婆さんが住んでいて病弱な体なのか離れに籠っていつも二階の窓から下を眺めていました。ケイコさんは離れの建物の周りを無数の生首が飛んでいるのを見ました。

2022/05/10

HANA

子供向けの怪談集。ただ子供向けと言っても話の骨子がしっかりしている為、大人が読んでも十分以上にむしろ子供より楽しめると思う。それにしても子供時代にこういう本に触れる事で、本の中にこれほど豊饒な世界があるのか。という自分自身の体験を思い起こさせるなあ。内容も人間が怖い系から沖縄のマブイ落としを始めとするご当地怪談まで幅広く収録されているので、子供が読んでも怪談とは何かという問いに答えられる造りとなっているし。実利一辺倒がもてはやされる最近だからこそ、むしろ子供たちに読んで斯様な世界に気付いてもらいたい一冊。

2022/05/28

中玉ケビン砂糖

たまにはジャンクなものも読みたくなってくる。 こういう本は山のようにあるけれど、「はじめに」でナビゲーターが、怪談の本質を正確に(この手の本にしては珍しく)突いていることに驚く。 怪談とは(元は口伝ゆえに)次第に伝播していくものである。 言葉は力を持っている。だから意図せずとも「ウソ」は「ホント」を凌駕する時がある。

2021/11/13

キューポップ

ほぼ怖くないが、こういう本が一冊あると便利。一つの話が数頁で終わるので物足りなさはあるものの、時間無い時や没頭出来無さそうな時に重宝する。併読にぴったりだった。こっくりさんをしていた女の子3人。一人ずつ橋から飛び降りてしまう。夢に亡くなった女の子が無表情で現れ手を引かれて連れて行かれる。抗い目覚めたらそこは橋だった。この話はゾッとしたね。またこの手の本を置いておきたい。

2020/11/01

かおりんご

ホラー。会長の定番の話がてんこ盛り。シーハナで聞いたことのある話もあるけれど、何度読んでも面白い。中学年からの一人読みにも、ピッタリ。

2021/12/12

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