スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫
スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫 / 感想・レビュー
徒花
KUにて。いわゆる古典の自己啓発書。とにかく、偉人たちのエピソードの羅列が続いて、途中からちょっとうんざりしてくる。他人のふんどしで相撲を取ってる感が否めない。自己啓発書があふれている現在では今更感のある内容が多いが、それだけ王道のことを語っているということだろう。お金から人間関係、仕事、家族仲など、役に立つ場面は多岐にわたるので、読んでも損ではないくらいかな。
2016/09/02
三代目 びあだいまおう
『天は自ら助くる者を助く』他人に頼らず、自立して努力する者には天の助けがあり必ず幸福になるという意味のことわざ。成功者達のエピソードや言葉などを集めた世界的名著。同様に成功譚を集めたベストセラーである『7つの習慣』は読みこなしに苦しんだが、本書は易しい!驚くのは本書発行が1859年!なんと明治維新より前に発行され、未だ世界中多くの方に読み継がれていること!読み手によって心に刺さる言葉も違うだろう。置かれた立場、苦しみの内容毎に、支えてくれる言葉が豊富。20代、30代の若手ビジネスマンにお薦めしたい‼️🙇
2020/06/02
ehirano1
英国が7つの海を制覇し、絶頂期にあった時に書かれたというのが興味深いです。勝って兜の緒を締めろ?それとも盛者必衰に向けての準備として書かれた?もしそうであるならば、当に最強の最強たる所以ではないかと思いました。
2014/11/15
Miyoshi Hirotaka
福沢諭吉の「学問のすゝめ」と並び明治の二大啓蒙書といわれる「西国立志編」の現代語訳。「天は自ら助くる者を助く」という独立自尊のスローガンが明治の青年たちを奮い立たせた。数多くの事例により、「やれできる、継続は力、個人の自立と利他の精神は一体、国民の質が国家の質」という原則が自明の理として語られる。「どうせ無理」とやらない理由や言い訳を考えがちな身には脳天をハンマーで殴られる内容。読む者の心に訴え、瞬時の停滞も許さない厳しい叱咤が続く。大英帝国絶頂期の19世紀半ばの出版だが、21世紀でも新鮮な名著中の名著。
2014/11/24
Gotoran
訳者解説の通り、「自己鍛錬のための不朽の人生論」、明治4年に中村正直による日本語訳「西国立志編」、勤勉・誠実・人格者であれ。“天は自ら助くる者助く”。「人間は、読書ではなく労働によって自己を完成させる。つまり、人間を向上させるのは文学ではなく生活であり、学問ではなく行動であり、そして伝記ではなくその人の人間性なのである。」(本文p19)に共感・共鳴。きっと、また何回も読むであろう。出会えて良かった。次は、「向上心」も。
2010/11/23
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