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時の記憶

時の記憶

時の記憶

作家
岸田今日子
出版社
マガジンハウス
発売日
1992-09-01
ISBN
9784838703517
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時の記憶 / 感想・レビュー

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タカギ

写真が先か小説が先か。かつて雑誌に連載していた作品たちがメインのようなので、普通に考えたら写真からイメージする話を書いたのだろうと思うけど、それができる女優さんて普通じゃないですよね。何でもできるかただったんだなー。アンティークの小物をめぐる話がいくつかあり、大変ときめく。初期の作品に比べるとダークさは減っていると思うけど、それでも不意にのぞく闇がたまらん。

2019/11/16

ミッチ

こんなにも哀切を極めた物語をたった見開きで何作も…やはり岸田今日子はスゴイ!

2019/06/25

オズ

北欧もしくはロシアのような香りがする不条理な短編集。全てがダークファンタジーで官能的でした。広場で恋人たちの密会を見ていた、石像のキリストが白い花をこっそり隠すお話が美しくも残酷!大女優 岸田今日子さん、かなりキレてます(アングラ的に良い意味で)

2014/03/10

きんばら いつき

ストレートに書かないからこその妖しい、艶かしい表現。身体の関係、不倫や浮気、男女の欲望について直接の表現がなくとも、それを示唆する表現が多い。そして、その示唆の仕方がなんと多様なんだろうと思う。また、意味がわかるとギョッとするような終わり方が多い。女性目線が多いが、男性の自分が読んでも「何か(男性に、恋に、執着に)捕らわれるとはこういうことか」と思う。

2022/11/10

そら

短いお話が、写真と共に詰まっている本でした。『初恋』『たからもの』『約束』『水に浮く女』『倉庫』が好きです。オフィーリアは新しく知りました。未々知らないことがいっぱいあるのだなと思うと楽しみです。

2014/05/21

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