女の旅じまん
女の旅じまん / 感想・レビュー
ヴェネツィア
バブル崩壊の後くらいに書かれた本。タイトルからは酒井順子さんの旅のエッセイかと思いきや、日本の「オーエル」(彼女の表現)たちの海外旅行の生態を大いに揶揄したもの。ご自分だけはちょっとお高くとまっていて、これではオーエルたちの反感を買いそうだ。自らを埒外に置いての高みの見物風の筆致もこの人らしくない。どうしたんだろう、酒井順子。スランプか。エッセイの中に自分自身を位置付けておかないと読者の共感は得られない。傍観者ではだめなのだ。酒井順子よ、初心に帰れ(余計なお世話か)。
2020/01/17
Tadashi_N
海外で元気なのは、昔ノーキョー今オーエル。
2015/10/29
Nobuko Hashimoto
酒井さんの『地震と独身』を読んだ勢いで、約20年前に買った本書を本の山から引っ張り出した。バブル期の「オーエル」の海外旅行のアレコレを面白可笑しく書いたもの。私が勉強だ記念だと称して海外行ってたのは貧乏学生(院生)のときだったからOLさんとは違うところも多いんだけど、やっぱり面白い。他の方のレビュー拝見しても、今でも「あるある」な話が多いみたい。でも20年前と今の海外旅行が決定的に違うのは記録と通信の手段。写真はフィルム、通信は郵便だったもん。国際電話は高かったから、せっせとハガキ書いたなぁ!
2015/01/12
ころにゃん
酒井順子のバブルOLもの。
2011/05/07
hisakodosu
さすがに17年前のエッセイは感覚が、、、
2011/10/25
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