サロメの眠るベッド
サロメの眠るベッド / 感想・レビュー
青豆
平凡に生きてきた主人公が、奔放な女性に出会った事で人生に迷いが生じる。安定した結婚を望む自分と奔放な恋愛に憧れる自分。昼と夜で色が変わるアレキサンドライトの様に、人には二つの顔がある。どちらかの顔を選んで生きるのでなく二つの顔を使い分けて生きるのが賢いのかもしれない。
2014/04/17
サクラ雨
愛とセックスは別物。欲望のまま生きていく真紗子と、結婚という平凡だけど安定を求める早映。 どちらの人生のほうが幸せなのか?これは女性だったらみんな思うこと。 でも、どちらの人生でも自分でどう決心して選び進むかが幸せに繋がるんだとわかった。
2010/01/18
kaizen@名古屋de朝活読書会
あとがきに「迷い」という言葉で説明しています。 迷いの一つの生き方をした人と、 違う生き方をした人の話。 行動に共感を求めているのではなく、 感じ方と選択肢の取り方の実験だと思えば。 アレキサンドライトをどろどろしく書いてないところが唯川恵流かもしれない。
2013/02/14
くろり - しろくろりちよ
「私達の場所」、「POISON」。意味は「毒」。マスター都築がの教えてくれた「自由気儘に、欲望のままに。」は、「POISON」の私達の生き方。それは、結婚という幸福をつかみかけた、早映にも。もう一つの生き方として。新しい生き方として。それは、今までの私を失うコトじゃない。そう、――もう一つ、新しい自分を手に入れるコトなんだ。(2001.01.16)
izumiy
私の人生観を変えた本
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