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戦中派天才老人・山田風太郎

戦中派天才老人・山田風太郎

戦中派天才老人・山田風太郎

作家
関川夏央
出版社
マガジンハウス
発売日
1995-04-01
ISBN
9784838706181
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戦中派天才老人・山田風太郎 / 感想・レビュー

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キムチ

長年ファンであった関川氏が毎月一回対談をした、そしてほぼ1年半それは続き、内容を対談形式にして「鳩よ!」に掲載。 こういった形式は私には初めての感じ。パスティーシュ・・模作、贋作といった意味だそうだ。 いわば、関川氏のそれとも言える。山田氏が作中で語った言葉が溢れかえり、繰り返されたり、もはや乱舞の体。 しかしても、山田氏の記憶はコアの部分でしっかとしており、肝心なところは決めている。 自らを戦中派老人と称していたように、ことに晩年は自身を列外・・死ねないと開き直って、語る戦中派ならではの言葉が重い。

2013/09/22

鬼山とんぼ

マニアックな研究者?である関川氏は山田さん以外にも今では準古典となっている多数の大物作家についての評伝的な本を出しており、この連続インタビュー再構成本においても十分な準備と予習・復習がなされている。軽い本だが、壮大多彩な作品群の誕生した背景がリアルな感覚を伴ってユーモラスに語られており、山田風太郎ファンにとっては必読書といってよいだろう。その意味では、タイトルは少し残念で、著者が来歴を語る風のイメージを持たせたほうが親切だったと思う。

2020/09/13

tekesuta

すごい堂々巡りな会話があったりするが、過去の人生について語っている部分や戦中の日記の話題などは山風の格好の解説書になってると思う。

2011/06/22

やいゆえよ

おもしろい。インタビュー内容はほとんど知っていることだけれども、繰り言にも味がある。戦中派天才老人というタイトルだけはいただけないが。

2023/08/28

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