キャンピィ感覚
キャンピィ感覚 / 感想・レビュー
コジターレ
「人権」の研究第10弾。30年ほど前の本だが、素晴らしい内容だった。この一冊で、同性愛、差別の構造や心理などを自分ごととして学ぶことができる。そして、何よりキャンピィについて面白おかしく知ることができる。ゲイとして差別されることや奇異な目で見られることは、辛いことであったはずだ。でも、著者はキャンピィであることにより、その辛さを清々しく昇華させ、突き抜けたような笑いに変えている。キャンピィ感覚で差別問題はなくならない。でも、一人ひとりの生き方としてキャンピィであることは、大きな価値がある。
2023/03/09
とみぃ
キャンピィとは、―差別に晒されたものたちが厳しい状況の中で、少しでも自分たちの抑圧感をやわらげようと作り上げていった表現手段―、とのこと。具体的には、―物事を徹底的に斜に構えて観察し、悪口雑言で評することで、本来なら侮蔑の対象である自己を体制のヒエラルキーから超越させる。常に自己の位置を相対化して自嘲的に表現することで、その抑圧感を笑いの中に溶解させる―、とのこと。
2016/04/06
mitsu
ゲイ作家のエッセイで、元々は三浦しをんさんの、本で進められた作家ということで、図書館にあったので読みました。言葉使いもゲイっぽく、マイノリティろしての立場として書いてあり、面白い話もありましたが、理解しにくい話もあり、やはり好き嫌いがあるかなと思います。
2015/04/26
SK
180*キャンピィな伏見さん。
2019/06/17
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