おとなの流儀
おとなの流儀 / 感想・レビュー
ウテオンマ
ダカーポに「僕の恥さらしな日記」として連載されていたもの。当時は知らずに読んでたかも。常盤御老公還暦を過ぎた頃のエッセイ。相変わらずの鋭い観察眼に唸るものの、どことなく興味の対象がおばちゃん的なところが(笑)、今の自分の気持ちに寄り添う。40過ぎてからデビューしたという酒場の片隅から・・態の話がいくつかあるが、どれも名作。ディベート好き妻と娘の喧噪から逃れ、正月の街をさまよう常盤さん、行きつけのそば屋で、日本酒を一人ちくと飲む常盤さん、どれも愛おしい。
2015/04/17
海辺で読書
池波正太郎氏の「男の作法」のようなテイストの作品かと思いきや、それよりも著者の個人的嗜好が強い俗物・大衆的な内容に近い。前者が「そうか、なるほどそうするのが粋なのか!」と勉強になるのに対し、今作は「そうそう、本当にそう思うよ!」と50~60代男性からの共感を誘う作品。
2013/11/09
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