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愛をください

愛をください

愛をください

作家
辻仁成
出版社
マガジンハウス
発売日
2000-09-01
ISBN
9784838711307
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愛をください / 感想・レビュー

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もう君は一人じゃない。僕が必ず君を受け止めるから。そんな言葉を手紙の文面に綴りながら、恋をしない、会わないことを約束し、文通を続ける基次郎と李理香。お互いに養護施設で成長し、李理香のほうは自殺未遂を繰り返していたという境遇。ミステリアスだけど手紙の内容がとてもあたたかく、優しく心に降り積もっていく。だがしかし意外な運命が二人を待ち受け、そこからはなんとなんとな展開で。でも李理香にとっては、彼の純粋な愛のおかげで自立していけた部分が大きい。 心の支えがあるだけでこんなにも生き方、考え方は変わってくるのだ。

2014/05/30

さおり

取り急ぎ、結果発表です。全く泣けませんでした!!まぁでも、好きやけどね、こういうの。っていうかたぶん私、結局のところ辻仁成さんが好きなんだわ。全編手紙のやりとりでできてて、これがあまりにも読みやすいので、今更ながらののはなは読みやすくはなかったのかもしれないと認識を改めたりしました。人生って、気づきの連続。こうやって李理香も私も成長していくんだね。BGMは、ECHOSよりも米津玄師の方が合ってる気がした。あぁ、お気に入りさん界隈では不評だった章題、私は割と好きよ。

2020/12/18

扉のこちら側

再読。高校時代に何度も再読した本を、10年ぶりに再読。よい本はいつ読んでもよい。

2013/07/21

sakap1173

再読、あえて単行本で。 好きな小説は単行本で保管したくなります。

2023/01/20

美登利

辻さんの小説は何冊か読んでいますが、これほど感動してものは今までなかったです。息苦しいほどの生きてることの辛さ、素晴らしさが伝わってきます。本当にただの往復書簡なんですが、頭の中にはもうその風景が浮かび上がります。そして何度もリリカのようにモトからの返事を待ちわびる自分が居ます。途中からむせび泣きながら読みました。皆が幸せになってほしいと望みながら。

2013/07/18

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