アブストラクトなゆーわく
アブストラクトなゆーわく / 感想・レビュー
アイリーン子
ずいぶん久しぶりの再読だなぁと思いながら読んでいたらどうも一九九八年に書かれたもののようで…うそー二十年前?!と驚愕(出版されたのは二〇〇〇年ちょうど)。あべちゃんももうアラフィフなのかー、私もオバサンになるはずやわーとしみじみ。笑 まぁ取り上げられたネタは確かに古いが、この頃はあべちゃんの本もよく読んでたなーとかJ文学って消えたなー(鈴木清剛さんとか好きだった)とかなにもかもが皆懐かしかった。文章それ自体は全然古びてなくて十分楽しめたしね。それにしてもあべちゃんとananという組み合わせがいまだに謎。笑
2018/05/22
Disコ
真面目なのかふざけてるのかわからないラインを書いてくるので、面白かった。 1つのエッセイ自体が短すぎて、もう終わっちゃうの、もっと語れるでしょ感がすごいある。
2013/07/29
hirayama46
阿部和重の数少ない(他にあったかな……)エッセイ集。anan掲載ということでちょっと歯車が合っていないのかな……と途中までは思っていましたが、これはわざと外してかかっているのだろうなあ。計算された軽薄さと無内容さ、たいへん興味深いです。しかし、いま読むと90年代後半カルチャーの振り返りという意味合いが付いているので、連載で読んでいたらどう感じただろうか……。ドロンズ司会にチェキッ娘がレギュラーのバラエティー……。あと、小泉今日子文学賞ネタはさすがに心なさすぎではなかろうか。
2019/11/22
ドクショモンスター
めちゃくちゃつまらないエッセイ。けれど、この浮ついてにやけたような語り口が、僕はとても好きです。
2015/04/19
ハイザワ
オランダせんべいなるものへの思い入れを大げさに語ったり芥川賞に落選した腹いせに(?)「小泉今日子文学賞」の設立を求めたりと、終始すっとぼけた調子で書かれたエッセイ集。1998年当時J文学の旗手としてもてはやされていた阿部がananに寄稿してしょうもないことばっか書いてるって状況が既に面白い。
2018/07/28
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