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熱い読書冷たい読書

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作家
辻原登
出版社
マガジンハウス
発売日
2000-01-01
ISBN
9784838711710
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熱い読書冷たい読書 / 感想・レビュー

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安南

90年代に、サンデー毎日で連載されていたもの。ジョナサン キャロルから藤沢周平、女優の手記まで幅広く取り上げている。なかでも、驚かされたのはカフカ『変身』の解釈。今まで誰も気がつかなかったのだろうか。大いに納得!週刊誌の連載らしく、軽い語り口で読みやすい一冊。

2013/05/25

きりぱい

カフカの『変身』て、変身してから死ぬまで正確に1ヶ月半だったんだ。変身はつまり突然死で、魂が冥土に行くまでの四十九日の物語なのだという解釈がめちゃ面白い。え?でもカフカって何教?ユダヤ教?まあ面白かったからいいか。他にも色んな解釈あれば、自分の思い出、うんちくと、書評ぐるみのエッセイになっている。あとよかったのは、「チャーミングな女子大生」「小説の堪えられない旨さ」「探偵の役割」「右往左往する男たち」「丘の上の家族誌」「新式の『女の一生』」「歴史のおぞましさ」「兎と亀の恋物語」辺り。

2013/11/26

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

図書館*書評型エッセイ*大水害の濁流の中を、父の本棚が流されてゆく・・・。谷崎の『鍵』が載った、中央公論、といっしょに。そして、そこからぼくの読書遍歴が始まった(紹介文・他より)――さすが、辻原登さん!と唸らせる!紹介される本は、片っ端から読みたくなり…。既に読み終えた本は、新しい魅力に気付かされる…。そういった"読書"の魅力満載の書評型エッセイは、全蔵書を再読している身としては非常に有難く、読む気力を湧き立てる!蒸気機関車に新しい薪を投入された気分(笑)最後に一言、カフカ『変身』の解釈は秀逸!良書です!

2013/06/29

しんこい

小泉八雲、中勘助、北村薫などなど既読も未読も読みたくなる本が沢山で、特に外国文学が気になる。とはいえ作者とちがって理解力がないので、読むと何が面白いのかわからないのだろうな。

2017/02/26

ルアット

いろいろな本が非常に興味深く紹介されている。紹介されている本をすべて読んでみたいという気持ちにもなるが、自分の今の読書力では、なかなか実現できそうにないな~

2013/07/28

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