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ロンドンで本を読む

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作家
丸谷才一
幾野宏
出版社
マガジンハウス
発売日
2001-06-01
ISBN
9784838712410
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ロンドンで本を読む / 感想・レビュー

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masabi

【概要】丸山才一氏が選んだ英国書評とそれに対する簡単なエッセイを収録する。【感想】対象の本が同じでも評者や翻訳者の違う書評も選ばれており、書評者が違えば書評がこうも変わると分かりやすい。作者や作品の紹介に他の作者なり作品を多数引き合いに出すので、想定する読者層もレベルが高そうだ。書評の対象となるのは文学が多いが辞書や写真集、果てはダイアナ妃についてのゴシップ本と話題にすべきものから触れないといけないものまで豊富で、その分評者の書きぶりにも心情が反映されているように思える。

2022/04/03

ロピケ

書評を読むのが好きなので、前からタイムズ文藝付録に憧れてはいた。しかし、語学力不足で読み通す自信が…なので、この本の存在を知った時は嬉しかった。書評するのも、されるのも、イーヴリン・ウォー、サルマン・ラシュディ、カズオ・イシグロ、ジュリアン・バーンズなどイギリスものに親しんでいる人ならばうわ~と思うはず。面白いのはダイアナ妃のゴシップ本やマドンナの写真集にまで書評がついてしまうあたり。丸谷さんはマドンナの写真集などに噛みつくなって感じで書いてるけれど、やはり女性目線で見れば大仰にばかり構えてもいられなくな

2011/02/18

noémi

一流人が書いた書評の数々・・・なんだろうけど、知らない本は読んでもさっぱりだ。思うに書評とは読んだ人が読むものなのか、それとも知らない人にもその本を薦めるために書くものなのか・・・・あるいはその両方のためなのかと疑問。イギリスの一流誌を読む人々ってレベルが高い人々ばっかりなのね。けっこうそこら辺、ばっちり階級差みたいなものがあるのかもしれない。あと気になったのが《源氏物語》の書評。・・すごい勘違いのオンパレード。本編と宇治拾帖のことをなぜ《ジェーン・オースティンもの》と《嵐が丘》だと思うのか? 苦笑 

2011/03/21

まこ

いくつかの書評から、「自分はこの本が好き、書評を書きたい」という想いが伝わってきて、熱意のある・読みたいと思わせる書評とはどういうものかなんとなくわかった。日本文学が外国で読まれて、その書評の中に本文の抜粋があり、さらにそれを和訳しているのがなんか不思議。

2014/09/15

viola

イギリスの書評を著名人が翻訳したもの。 せめてあらすじを知っている本でないと何が何だか良く分からなかったけれど・・・『日の名残り』、『ダイアナ妃の真実』、そして何より『源氏物語』が興味深い。日本の作品をイギリス人が書評を書き、更にそれを和訳・・・って面白い。 イギリスでもかなり売れたんだ・・・・全然知らなかった。

2009/12/07

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