〈私〉はなぜカウンセリングを受けたのか: 「いい人、やめた!」母と娘の挑戦
〈私〉はなぜカウンセリングを受けたのか: 「いい人、やめた!」母と娘の挑戦 / 感想・レビュー
みゆき
最近少し元気をなくしてしまった姪っ子。「もっと愛されたかった」としきりに母親(私の姉)に向かって文句を言う。成績優秀で、いい子に育ったとはたから見て思っていたけど、もしかしてAC(アダルトチルドレン)?と思い、東さんが「生き直し」をしたと言う話を思い出し、良い子すぎたというところが似てるのかも?と思って読んでみた。結果、姪っ子とは少しケースが違うようだけど、カウンセラーとしての勉強にはなったかな。がんばれ、がんばれって言い過ぎるのは良くないらしい。気をつけよう。教育も子育ても難しいよなぁ。
2017/09/17
がんぞ
カウンセリングを受けて気づいた「高校時代の記憶が全く無い、一人の同級生もエピソードも皆無」それは未成年ライフの大きな欠陥を探り当てるための手がかりだった!同居するために仕事をやめ上京した両親。父上は60代で飲酒過多で“老衰死”のような病死らしい。「子供のための人生」は子ども自身にとっても大きな迷惑になりかねないという、人生の取扱の難しさ/タレント活動をするような人は容姿や身体能力もsることながら頭が良い。劇的に母子で方向転換できるのも稀なことなのではないかとも思う。アダルトチルドレンは増え続けているだろう
2017/04/20
ココマ
このタイトルはよくない。カウンセリングは特別なものでないし著者の公のイメージを知る人は現在少ない。この本が面白くなるのは中盤母親が登場してからだ。頭の回転の速い人の会話は面白い。稀だがたった数回で性格を変える母親は飲み込みが早いのだろう。後半、著者が親に言われて不快だったことや記憶がない時期の事をとことん二人で話し合ってほしかった。人の家庭問題は他人にはどうしても見えにくい。家庭仕事社会活動をこなした親の動機を変えたいという著者を贅沢に思うのは私だけだろうか。一体何を一番伝えたいのかわからない。
2018/01/05
れもん
副題「いい人、やめた!」に惹かれて手にした本。カウンセリングの経過が書かれているのがいい。けれど、読んでいて途中で流してしまった部分もある。何故だろう。著者の言葉を素直に受け容れられなかった部分が・・・。けれど、読み終えた今は、もう一度じっくりと再読したい気持ちになっている。ACだけではなく、他の心の問題解決のヒントも多く含まれた一冊だと思う。
2011/04/03
mariko
小さい頃から「優等生」であった著者(東ちづる)が、大きくなってから生き苦しさを感じ、その原因がアダルトチルドレンであったことに気付く。母親からのプレッシャーから解放されるため、母子ともにカウンセリングを受ける実録。一気に読みうむむと唸った。ここまで書くかという赤裸々な記録にも驚いたけど、お母様がカウンセリングを受け入れ、過去の自分に向き合ってくれた事もすごいと思う。母なら誰しも子供に期待するし、その期待が重荷だったと後になって言われてもショックだよ…。子供のために受け入れた母の愛に、ただただ涙。
2016/11/22
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