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太古、ブスは女神だった

太古、ブスは女神だった

太古、ブスは女神だった

作家
大塚ひかり
出版社
マガジンハウス
発売日
2001-08-01
ISBN
9784838713233
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太古、ブスは女神だった / 感想・レビュー

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小梅

これだけブスブ男が連呼される本も珍しいな(笑) 時代によりブスの定義や扱いも変わるのね…なかなか奥が深かったです。 私的には、昔話の中のお爺さんとお婆さんを検証した本の方が面白かったです。

2016/10/26

岸野令子

奥深い《ブス論》です。《醜パワー》が発揮出来にくい時代は不幸だと思います。つまりマイナスをプラスに変えるエネルギーが社会を変革して来たのです。美=善、醜=悪という概念は時代が生み出したもので、その価値観は変わるし変えられる。「生きる重荷をほんの少し軽くすることになるかもしれない。なってほしい」と著者は言うのです。なります。ほんの、ではなくかなり楽な気持ちになりますよ。

2012/04/21

りりかる

こんなにブスについて語ってる本があるんですね。昔の美人とブスの違い。ブスは今と昔扱いが違ったのか?違うならどう違ったか!?がわかる本! しかも女性目線ぽいところがまた共感できていい!! 印象に残るのは 古事記の話!イザナミ?の腐乱死体になったこととブスを掛け合わせてそこから論じてるのが素晴らく腑に落ちた話。古事記も読みたくなった!

2022/11/28

しさあ

なんというか、パワーのある本だった。本文には「醜パワー」というパワーワード満載だし、巻末にずらっと並んだ参考文献の多さに執念じみたものを感じる。ブスはブスでも、美人にはないパワーをもつ愛すべきブス、という前向きな結論が、日本の長い歴史を通して強い説得力をもって納得させてくれる本。

2022/07/14

みかりんご。

【図書館】記紀時代からのブス定義の変遷が分かる一冊。p195からの『ブス殺しと美人殺し』にある[歴代のおもなブスが受けた仕打ちと報復を辿ってみる]を読めば、おおよそのことが分かるかと。時間が無い方は、ここだけ読むのもありかも。累説話の変化具合にも注目。◆「源氏物語三大ブス(花散里・末摘花・空蝉)魔除け説」には思わず納得。美しいものには魔が潜みやすいと言うしね。『醜パワー』が炸裂していた古代はブスが女神だったのね…。(もちろん美しい女神もいました)

2014/09/12

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