すこぶる染五郎
すこぶる染五郎 / 感想・レビュー
akogoma@灯れ松明の火@SR推進委員会
氷艶きっかけではまってしまった歌舞伎。それはなんといってもこの方の存在・功績につきる。本書は今から10年ほど前の若き染五郎さんが、歌舞伎の世界に新たな風を吹かせ始めた頃の奮闘記ともいえる。モノクロの写真もとてもいい。今につながる様々な想いが読めるのが嬉しい。
2017/07/26
ぶんこ
演劇、漫才、大道芸とあらゆる物に貪欲に好奇心を持ち、色んな場面を創造して楽しんでいる作者。映画を創り、監督をしたがるのはこういう事なのかと納得させられる程、物づくりの楽しさ興奮が伝わってきます。幼い頃から、7つの稽古事(踊りが2、鳴物が2、清元、狂言、長唄三味線)をしていました。鼓を得意というのも意外ですし、邦楽や日舞を、型にとらわれずに縦横に活用出来るのも、長年の素養があってこそ。苦手だった世話物、狂言のたぐいも、裏での役者さん他、沢山の方々の英知の結晶とわかり観る目が変わって楽しみになりました。
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