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L文学完全読本

L文学完全読本

L文学完全読本

作家
斎藤美奈子
出版社
マガジンハウス
発売日
2002-12-01
ISBN
9784838714155
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L文学完全読本 / 感想・レビュー

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アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

L文学のLとは、レディ、ラブ、リブ。主に女性作家が書き、10~30代の女性が読んで元気になれる本を斎藤美奈子さんが名づけたもの。『赤毛のアン』『若草物語』『秘密の花園』『あしながおじさん』『小公女』から始まり、コバルト文庫が発展させ、その後、大人になったコバルト世代が読むために書かれた女性のための本。個人的に残念なのは、全部、斎藤美奈子さんが書いておらず、他の執筆陣が書いたコラム部分が多いこと。

2015/08/07

阿部義彦

斎藤美奈子祭りもこれ似て一旦終了。雑誌『鳩よ!』の最終号の記事が大評判だったので美奈子さんが各コラムを専門家に割り振りして追加原稿を加えて本にしました。さて彼女が勝手に名付けた『L』文学とは?女性が、著者、主人公、読者の大半を占める文学です。コバルト文庫から始まり林真理子、山田詠美、俵万智、吉本ばななで形が完成しました。少女小説のお姉さん版ではあるが、大人向けの少女小説を指す訳では無い。例外もしっかり触れられて(橋本治等)面白さ抜群。ガイドを見て未だ読んでない、群ようこ、金井美恵子、柴田よしきに惹かれた。

2023/04/23

マコ

L文学ってコンテンツのジャンルではなく読者のジャンルなんでは?小学生の頃は日本神話と図鑑とシャーロック・ホームズばかり読んでいた。「あたし」、「~よネ」みたいな文章は今でも拒否反応を起こしてしまう。この本に出てきたほとんどの作家の作品に手が伸びない。女性のための○○に適合しない女性もいるのです。そのジャンルに入れない私にとってはなかなかつらい読書になってしまった。

2020/08/01

たれっくま

またまた読みたい本が増えてしまった。しかし何だなー、ちょっと前まで文壇も相当な男社会だったんだな〜、と実感した。

2011/02/25

penguin

本棚。ひょっこり出てきたので、再読してみた次第。『L文学』にどっぷりではなかったものの、コバルト(この本で定義されるところの「お姉さん世代」)、翻訳少女小説には首まで浸かってました。ので、懐かしさを感じつつ背景が分かるためどの項も納得。 コバルト文庫の歴史について、誰か分析・検証してくれないかなぁと思ったりしました。

2011/12/27

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