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去年ルノアールで

去年ルノアールで

去年ルノアールで

作家
せきしろ
出版社
マガジンハウス
発売日
2006-02-23
ISBN
9784838716623
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去年ルノアールで / 感想・レビュー

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徒花

せきしろさんの評価がわりと高くて、ためしに読んでみたけれど、ちょっと自分にはおもしろさが理解できなかった。内容は、著者がルノアールで体験したちょっとした出来事を、妄想を交えて軽やかな筆致で描いていくエッセイ。なかには笑えるものがあるのだけど、ほとんどはお金を出してまで読むような内容とは思えない(これくらいのおもしろい内容を書くブログは今はいっぱいある)。ルノアールという縛りがあるので仕方ないとは思うが、どうしても話がワンパターンになりがちで、ちょっと読むのがつらくなってくる。

2017/09/19

ゆにこ

せきしろさん同世代なのかな。全員集合ネタの「志村!後ろ!」は懐かしくて今でも笑ってしまう。森進一のオートバイの妄想話も面白かった。

2014/05/28

松風

妄想はしょうもなく、爆笑というほどではないが、味がある。私が行ったことあるルノアールは客層そんなじゃないけど…。

2015/01/18

愛玉子

ルノアールには、一度だけ行ったことがある。ソファは座面が妙に広く、女性ならぎりぎり二人並んで座れそうな中途半端なサイズで、背もたれに寄りかかると完全に体が沈み込みテーブルに手が届かない。隣のテーブルでは背広姿のおっさんがイビキをかいており、うら若き乙女だった私と友人は全くくつろぐことが出来ず、早々に店を出た。この本を読む限り、私のようなヒヨッコはまだまだルノアールに行く資格がない。いつかまた行こう、アニマル柄にスパンコールを煌めかせたTシャツを臆面も無く着られる、そんな日が来たら。

2010/05/29

禿童子

妄想作家せきしろさんのデビュー作らしい。まだ爆発性は弱いが、喫茶店ルノアールという定点観測基地の2000年1月から2004年12月までの四季折々の風物と時の話題、世態風俗にからめた妄想が淡々と繰り広げられる。今となっては「いいとも」は終了し、クイズ番組「アタック25」の司会者児玉清も逝去し、野坂昭如も大島渚も鬼籍に入ったので、時代を共有していない人にとっては分かりにくいギャグも散見される。又吉の方が後から来て一気に抜き去りメジャーになってしまったが、妄想道の元祖せきしろの復権なるか?今後に期待!?

2016/06/19

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