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二重誘拐

二重誘拐

二重誘拐

作家
井上一馬
出版社
マガジンハウス
発売日
2006-10-19
ISBN
9784838717200
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二重誘拐 / 感想・レビュー

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chiru

図書館でタイトルに惹かれて借りた本だけど、すごく面白くて一気読みしました。 誘拐され監禁された若い女性達はなぜか3年後に解放され、犯人について口を閉ざす。 その謎を紀虎という人情派の刑事が粘り強く追います。『二重』の意味は想定外でした。 サイドエピソードの被害女性を想う男性の純愛が、事件の謎に迫るきっかけに。 定型通りの誘拐ものとは違って独創的なところが楽しめました! ★4

2018/01/20

なつ

非モテ男とかオタクだとか、そう言うことは置いておいて、この犯罪は、まぁ、読んでて胸が悪い。厚みもないし、二重犯罪ながらさくっと読める。この軽さでよかったと思うべきか。(だらだらと続けば、きっと最後まで読めない。)欲を言えば、犯人を生きたまま逮捕し、その後(刑罰/処罰)も描いて欲しかった。この手の鬱憤は自分で勝手に処理して欲しい。人(女)のせいにして、自分のしたことを正当化するなんて最悪。

2016/07/02

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

突然失踪した若い女性たち。しかし失踪から2,3年後には戻されてはくるものの彼女たちは多くを語らず、まるで犯人を庇っているかのようだ。一体彼女たちに何が起こったのか・・?彼女たちが一体何を隠しているのか。それが分からないままに、そして犯人像が全く掴めないまま物語は進みます。二重誘拐というタイトルには納得しました。こういう犯罪が実際に起こらないことを祈ります。何よりも千恵の元恋人・秀明の存在が良かった。ただ面白かっただけに犯人像があまりにも希薄すぎたのが残念!★★★

2011/01/17

林尚樹

誘拐ものとしては、珍しい展開でしたね。 初読みの作家さん、とても楽しめました。

2018/01/24

うめけろ

犯行の斬新さには感心しましたが、反面、それだけ、という印象の作品でした。かなり早い段階で犯行の意図が明らかになりますし、かと言ってどんでん返しがあるわけでもなく。登場人物のキャラも書き切れていないのでイマイチ感情移入もできず、犯人も誰でもいいような記号的な記述のみで、何よりも文章自体がとても素人っぽく感じました。小説というよりも、記録を読んでいるような。せっかくの犯行のアイディアを生かし切れていないような気がします。

2012/09/12

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