幻影シネマ館
幻影シネマ館 / 感想・レビュー
コットン
日本未公開の洋画ばかりを紹介した映画本のようで、へえーそんな監督とキャストがねぇーと、思っていたら全て著者が作り上げた妄想映画による著者のエッセイだったなんて「やられた!」って感じ。例えばこんな感じ:デヴィッド・リーン『季節風の下のジャワ』などは『ドクトル・ジバゴ』後に撮る予定でスカルノ大統領の全面協力によりインドネシア陸軍が出たり、20年代の巨大オープンセットが組まれたりジュリー・クリスティが主役でインドネシア国内の政変により撮影延期になり映画自体は出来なかったがこの映画のための記録映画は日の目を見たと
2022/10/02
kozawa
1990-1995連載から内容に大幅改訂を入れて出版とのこと。存在しない映画を語るのだが、背景には実在ネタをたくさん織り交ぜていてこれがおもろい。たまに素で間違いもしているようだが、それでもリアリティは豊富な体験に裏打ちされてるなぁ、好きだよこゆの。
2009/06/10
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