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9の扉 リレー短編集

9の扉 リレー短編集

9の扉 リレー短編集

作家
北村薫
法月綸太郎
殊能将之
鳥飼否宇
麻耶雄嵩
竹本健治
貫井徳郎
歌野晶午
辻村深月
出版社
マガジンハウス
発売日
2009-07-23
ISBN
9784838720040
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9の扉 リレー短編集 / 感想・レビュー

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hirune

次の人にお題を回していくリレー短編集でした。前の人の内容を取り入れたり、結構遊んでる感じで楽しかったですね♪貫井徳郎さんと歌野晶午さんの主人公の災難は小心でケチな私には読んで辛かった^^; 奥さんと娘さんの命はお金には代えられない、ということなのかな?でも、何度も何度も大切なものを置き忘れたり失くしたり盗られたり!少しは懲りて用心しろよ〜、と言いたい気持ちでいっぱい…。最後の辻村さんできれいに纏まって良かったです。

2014/03/19

ちはや@灯れ松明の火

白い扉のその先は猫とくしゃみの国でした。世界の果てにはまた扉。さあ、合言葉の鍵を回して躊躇わず次の物語へ旅立ちましょう。コウモリ、蜻蛉、飛び石、次の鍵は何でしょう。殺人、自殺、金融危機にオレオレ詐欺、物騒な事件で繋がる世界は狂ったお茶会の席をずれていくよう。最悪の下にはまだ落ちていく下があり悲惨も過ぎれば滑稽へと変じます。何処まで進めばいいのでしょう。席替えが巡り巡って最初の椅子に戻るように、地球は丸いものなので最後の扉を開けたならきっと帰って来られます。ほら、掠れた猫の声が聞こえるでしょう。

2010/01/30

ダイ@2019.11.2~一時休止

リレー短編集。前者の設定を生かした本編に加え、辻村さんをアンカーに指名した歌野さんが個人的にはMVP。

2014/06/18

エンブレムT

好きな作家さんと食わず嫌いな作家さんが混在しているという、個人的にドキドキ度の高い本でした。で、リレー短編集とは1つの物語をつなげていくモノじゃないんだ?という、基本的なところから驚いてたんですが・・・。やー、さすがミステリー界の一流ドコロが揃ってるだけあって面白かったです!連作になってたりパラレルワールドのように重なってたり、遊び心満載で楽しめました。お題をまわす時のコメントやあとがきにもニヤリ。

2010/04/29

chichichi

次の執筆者とお題を指定してリレーする9つの短編集。北村薫さんのアイデアから生まれたとのことですが楽しかったです。9名のうち、何と6名が初めましてでしたが今回が良い機会となり興味を持つ事ができました。とても短いお話なので正直少し物足りなさを感じますが、7走者目からのアンカーまでのラストスパートは正にリレーの観戦の様で特に楽しめました!アンカー辻村さんのゴールの仕方、いいですね〜。

2015/07/31

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