見とれていたい わたしのアイドルたち
見とれていたい わたしのアイドルたち / 感想・レビュー
なゆ
柴崎さんの作品には、〝かわいい女の子が好きな女の子〟というのがよく出て来るイメージ。きっとあれは、柴崎さんの分身だったんだ。私も自分がそうじゃない分、かわいい女の子を眺めるのも好き。だけど、この柴崎さんのカワイイ子観察眼と分析力はスゴイ。参りました。スカーレット・ヨハンソン、クリスティーナ・リッチ等々、当時かわいくて魅力的な女子三昧。2007年~2009年に連載されてたものなので、まだ私もよく映画観てた頃で、ここに出てくる面々も大好きだったので嬉しい。今だったら誰あたりを取り上げて熱く語ってくれるかしら。
2017/05/29
amanon
取り上げられている女優の半分以上が知らない人なので、正直個人的に外れかな?と思ったのだけれど、想定外に楽しめたのにびっくり。女性がこれだけ同性のタレントへの愛について語ったというのは、実は珍しいのでは?もちろんこれがステレオタイプの意見だというわけではないだろうけれど、男性からすると「女性って同性のことをこんな風に見ているんだな…」という新鮮な驚きがあった。それと、度々触れているが、女性が同性を見る目と、男性が女性を見る目というのは違うな…と改めて痛感。ただ、紹介されている映画には興味が持てなかったけど…
2019/11/12
minamimi
観たい映画、再度観たい映画がたくさん。大阪弁でツッコむところがおかしくてにやける。『スタントウーマン』ご覧になりましたか?柴崎さん!映画好きの女友達に勧めます。
2022/08/05
空の落下地点。
この本を読まなければインリンオブジョイトイさんがこんなに知的な方だったと知る機会もなかっただろう。エロを求心力にして社会問題の方向性をずらそうとした人。壇蜜さんに近い。有名にならなきゃ発言も通らない世の中、個々の手段を否定するなかれ。あるスキャンダルの覚書では私も、こんな役やるんだ!って思いました。ウケの印象がないというか。王室を宣伝材料にできるイギリスやモナコと違って、日本が皇室の映画を作って外国語映画賞にノミネートって未来が想像できない。佳子様には映画になるような結婚と生き方をしてほしい(女性皇族!)
2019/09/06
メルコ
主に欧米の映画女優を取り上げたエッセイ集。表紙の松坂慶子が印象的。ミーハーな視点のものが多いので、芥川賞作家ながら軽く読める。
2014/08/10
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