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作家
岡崎京子
出版社
マガジンハウス
発売日
2010-07-29
ISBN
9784838721412
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pink / 感想・レビュー

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ミカママ

岡崎京子さん読みたいって言ったら、読み友さんから満場一致でオススメいただいたこちら。絵柄が可愛い。こういう手脚の華奢な女の子に憧れる。何を着ても似合うもんなぁ。ストーリーの巧さは言うまでもなく。そうだ、お仕事も人生も、全ては売春であり、愛なのである。

2021/04/10

masa@レビューお休み中

この物語を説明したり感想したりする言葉を僕は持たない。どんな言葉を尽くしても説明しきれないし、どんな感想を紡いでもこの気持ちを伝えられない。いつもそうだが、岡崎京子の物語は衝撃に満ちている。官能と衝撃と感傷とが複雑に入り混じっている。主人公のユミはホテトル嬢で自宅でワニを飼っている。彼女のような生活なんて非日常的すぎるし、実在する人物とは思えない。でも、彼女の心に湧く感情や、人間関係で起こるトラブルはどこにでも起こる日常なのだ。非日常と日常がつながる。だからこそ、こんなにも胸が痛くなるのだろう…。

2017/12/06

tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

☆5.0 これ深くておもしろい。 《発売と同時に岡崎京子の名を文学界にまで知らしめた、傑作中の傑作。 某評論家には「マンガは文学になった」と絶賛》されたそうな。 お洒落な大人のコミックです。 今ならAmazonで試し読みが出来ます。 が、おこちゃまは入室禁止ですよ。

2020/12/17

かっぱ

ピンクはしあわせの色。昼間はOLをしながら夜は肉体労働。肉体労働の成果として、部屋でワニを飼って、他人よりちょっと豊かな生活を楽しむ。「シアワセを恐れる者はシアワセになれない」のだから恐れることなく貪欲になろう。「人のため息は他人をコキューコンナンにさせる」のだから大きく息をするために南の島でパッと散財してしまおう。バブルな時代の夢物語。後は野となれ泡となれ。

2018/04/15

ちぇけら

するりと吹いた、冷たい風が吹いた、あんたの細かい鳥肌を舐めた。冷夏だねぇ。腰を掻きながら呟くあんたはあたしのかあいいペットで、世間がなんだ、搾取されてばっかよと憤る女も夜はベッドでちゃっかり搾取している。そのノー天気さには拍手を送るわ。大切なものを奪われないよう胸に秘めながら、あたしは今日も必死にショーヒしている。仕事のためでも、お金のためでも、あんたのためでもない。欲しいから。あんたはそれに「愛のため」とルビをふってあたしに微笑む。けっ。あたしはこれからも「愛のため」にショーヒし続けるから覚悟しなさい。

2020/08/28

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