サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3
サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3 / 感想・レビュー
ヴェネツィア
ananに連載されていた「村上ラヂオ」シリーズの第3弾。「まえがき」にも書かれているが、たしかに村上春樹とananの読者との間には「共通の話題なんてない」だろう。そんな時に無理に共通の話題を作ろうとしたり、ましてや読者たる若い女性に歩み寄ったりしようとすれば、必ず失敗するだろう。だから村上春樹はいつもの自然体で、そしてそれはすなわち自分にしか書けないスタイルで書いている。それ故にこそ生まれて来る共感覚なのだろう。画の大橋歩もまた自然体だ。「オペラ歌手のシャム猫」の挿絵がなんとも清楚でありながら色っぽい。
2014/02/05
おしゃべりメガネ
いいなぁ〜、自由な感じで。村上さんの雑誌『anan』に掲載されたエッセイ、第3弾でますます自由さ、リラックスしてる感が伝わってきます。地味に各コラムの最後の「今週の村上」が面白く、たった一行なのにクスッとさせられたり、時にはなるほどなぁと妙に考えさせられたりします。1からほぼノンストップで読み続けましたが、たまにはこういうエッセイも悪くないなぁと。決してキライだったワケではありませんが、あまりすすんで手にはとってませんでした。気になる作家さんのまた違った1面を拝見でき、今後の読書にも活きてきそうですね。
2017/09/10
らったった
今回も楽しく読ませて戴きました(^^)3作目ともなると挿絵も大分馴染んできます。文章を読んでて、ほんとに幅広い知識を持った方だなぁ。といつもいつも驚いています。次は小説を読みたい(*^^*)楽しみです♪
2014/02/02
紅はこべ
読書が進まない時に、この手の本はリハビリに有効。すらっと読めるし、後に残らない。村上さん、高い所は怖いが、井戸や洞窟は好きだそうだが、私は高所も井戸も苦手。『ねじまき鳥クロニクル』と『リング』は井戸に対する恐怖心を植え付けた。この本の通底に震災と原発事故の影響があると思ったのは、被災県居住者の考え過ぎかな。
2021/03/23
再び読書
さくさく読めるエッセイ、内容をとやかく言う本では無い。気楽に読むべし。ギロチンの結末はどうなったかが、気になる
2014/02/07
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