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りぼんにお願い

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作家
川上未映子
出版社
マガジンハウス
発売日
2013-08-08
ISBN
9784838725717
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りぼんにお願い / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

かつて”Hanako”に連載されていたもの。したがって、連載時は著者と同年齢か、それよりも年下の女性たちが対象であっただろう。こうして単行本になって、私たち男の読者も参入。語り口がいたってintimateであるために、読者たちも川上未映子さんに親近感を持って、一層の共感を寄せるのではないか。私たちでさえそうなのだから、況や女性たちをや。発表誌のゆえか、いささかfeminineの度合いが過剰なような気もするが。なお、「りぼん結び」による締めくくり方は蛇足に陥ることなく、本文に付加価値を与えているようだ。

2023/02/08

hiro

読メ読了登録500冊目。未映子さんのエッセイ9冊目。新しい未映子さんのエッセイがでたということで、図書館ですぐ予約したが、この本を手にとってまず装丁にびっくり、さすが私が勝手にいっている芥川賞作家の美形ツートップのひとり(もう一人はこの本にも出てきた「さびしさは鳴る・・・」のあの方)だ。ただHanako連載ということで、「読者諸氏は、おそらくほとんどの割合で日常的にお化粧をされていることと思います。」と女性向きの内容が圧倒的だったが、句点がなかなかやってこないあの癖になる文体のエッセイを読めて満足だった。

2013/09/26

風眠

川上未映子さんのエッセイが大好き。ものの見かたや捉えかたが、繊細でいて鋭い人なんだな、と思う。独特のリズムがあり、美しさがそこはかとなく漂う文章。そして、くすくすって笑ってしまうような面白さもあって、その匙加減が絶妙。さすが関西人!うらやましー!!すごく面白いという訳じゃないんだけど、なんというか無意識に漏れている面白さ、と表現すればいいのか?そういうところに親しみを感じる。女の人はあれこれ大変。美容のいろいろや、女同士のいろいろ。男性にイラっとしちゃう時とか。そういう身近な「わかるー」が盛り沢山な一冊。

2018/08/23

❁かな❁

仲良しのお気に入りさんにプレゼントしてもらいました♪未映子さんのエッセイ読むのは初めてです!このエッセイは若い女性読者の多いHanakoにて連載されていただけあり、女子力高めの未映子さんです(笑)内容は共感できるところがとても多く嬉しかったです♪それぞれの章の終わりに「りぼん結び」と書かれていて一言書かれているのですがそれも良かったです♡後半は少しじーんときてしまいました。なるちゃんと未映子さん会えたらいいなぁ。未映子さんの素の部分がわかる感じで、ますます好きになりました★装丁もとても可愛くてオススメ♡

2013/09/02

めしいらず

止め処なくあーだこーだ喋り続けるミエコ嬢の長広舌を聞き続けてて面倒くさくなってきて適当な合間で相槌打ってたらうわの空だってすぐにバレちゃって窘められたから慌てて「バレたー?(笑)」なんて冗談めかしてみるけど全然機嫌直してくれなくてヤァな汗少しかいたけどふくれっ面でそっぽを向いた横顔がまたかあいいのだよねーなんて状況を弁えずに思わずニヤニヤしてしまうそんな妄想読書だったよ。だって男子なのだもん。ハハ。でも「運転席の冬」や「家族の人生に思うこと」では僕は心までもとろかされちゃうんだよね。男子だよね。阿呆だね。

2018/09/21

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