ミウラさんの友達
ミウラさんの友達 / 感想・レビュー
馨
ロボットの『トモダチ』を購入したミウラさんの日常漫画。不思議な設定だけどミリさんの作品ならすんなり受け入れられます。ミウラさんとカジさんのこの後の続きが気になる終わり方でした。大人になると友達と疎遠になりがちだし関わる人も変わってくる中で『友達は無理して会うものではない』『人生のある期間一緒にいたっていう真実は残る』等のセリフに頷いてしまいました。
2022/04/06
美紀ちゃん
すごくいい。 びっくりした。 「そうなの?」「うん」「大丈夫?」 で会話が成立することに気づいた。 不動産屋さんの兄弟がめっちゃいい人で嬉しい。 ハッとするポイントがいくつもあり、 この伏線回収はおみごと。 ワクワクした。 ラストの海で撮った、トモダチとミウラさんの2人の写真を見てグッときた。 スタンフォード大学を出たカジさんと 幸せになってほしい。 優しい想いがいっぱい詰まった いい話だった。
2022/04/22
mariya926
久々に国際交流文化センターで本を借りました。漫画は延長しても2週間だからあまり借りませんが、今回は特別。なのでミリさん特集になってしまいました。今回のテーマは友達。しかもロボット。顔の表情を見ながら、5つの単語でしか答えられない。本当の友達だった人との葛藤とか、恋愛まで発展しそうな人との親交とかあるのは面白かったけど、ちょっとあっさりでした。ミリさん名言がもう少し欲しかったです。
2024/09/06
Ikutan
「友達ってむずかしい。ものすごくうまくいってた関係でも 小さなヒビからパリンと簡単に割れてしまう」友達関係に悩んでいたミウラさんがルームシェアをすることになった。彼女の新しいトモダチは...。「うん。」「大丈夫?」「そうなの?」それだけで会話ができちゃうとは。あぁ、そういうことかと。クスリと笑えるユーモアも交えて、優しさと切なさを詰め込んで、じんわりと染みてくる。少しずつ明かされる関係とラストにほっこり。なんて素敵なお話なんでしょう!これは、誰かと感想を分かち合いたいなぁ。おすすめ。
2022/04/27
のっち♬
「友達ってむずかしい」—親友と疎遠になり、ルームメイトとして「トモダチ」ロボットを買ったミウラ。普通に実家があり恋愛もできるミウラの人物像、現在と過去の入れ子構造、ラフな作画と何気ない会話の構成でテーマにエッジを効かせるセンスは非凡。トーンに起伏がないのも特色で、5単語しか話さない設定や、感情の反響版として認めることでセラピーツールとしての存在意義が表出し、そこを通してカジとミウラの相性が担保される構図が安定感の要だろう。引き際と写真添付、遊び心溢れる隠しネタも心憎い。素朴なアプローチがなせる上質な余韻。
2024/10/27
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