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外人術: 佐藤亜紀の豪気で優雅な旅の手引き

外人術: 佐藤亜紀の豪気で優雅な旅の手引き

外人術: 佐藤亜紀の豪気で優雅な旅の手引き

作家
佐藤亜紀
出版社
メタローグ
発売日
1997-03-01
ISBN
9784839820091
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外人術: 佐藤亜紀の豪気で優雅な旅の手引き / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

小説とエッセイの間の閾が限りなく低いのが川上弘美さん。なにしろこの人はエッセイであっても、その半分くらいは「うそばなし」なのだから。一方、大きな断絶のあるのが、この佐藤亜紀さん。小説ではあれほどに精緻を尽くし、虚構の歴史空間を紡ぎ出すのに、エッセイはなんとも独りよがり。自分の個的な経験を一般化して敷衍しすぎだ。たとえば、ヨーロッパでは英語以外で最も通用度の高いのはドイツ語だと断言しているけれど、東欧圏はともかく、地中海地方(フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル)では、全くそうとは思えない。他にも⇒

2017/07/10

tosca

20年近く前の話なので、旅の手引書としても役に立たないし、著者の偏見に満ち溢れたエッセイなので、ファン以外にお勧めは出来ない。本書より「本稿の正式なタイトルは以下の通りである-外人術。或いは日本人たるに草臥れ果て、ささやかな休息を求めて暫し居所を変え、余所者たらんとする人々に供する体験的手引書。但し筆者は本書の内容を信用した為に生じる損害に対する責任を負わず」とある通り、ある意味言いたい放題だけど、ファンとしては佐藤さんの毒舌を堪能し、ごもっともごもっともと楽しんだ

2021/08/04

マサキチ黒

この本は外人との交渉術について佐藤さん流の方法論を真面目に論じているのだと思っていたら。日本から出て外人を堪能すべし!な本でした。語学をどうしよう。重要なのは語学なしで意思を疎通させる技術および覚悟である。これだけくだけた佐藤さんの文を読めるのは信者の私には嬉しい限り。あとがきの一冊はアレですよね。

2021/08/16

ホレイシア

本書もファン以外は手に取らないだろう(笑)。それでいいのではないか。ちなみに宿を決めるときの目安として、自分の着ているシャツやブラウスの値段に合わせるとよいって、私なんか泊まれるところないぜ。

2008/01/05

★★★★☆ 再読。読んで楽しいエッセイというと、佐藤亜紀と金井美恵子の二人に止めを刺しますだ。

2017/03/25

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