バースデーボックス
バースデーボックス / 感想・レビュー
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[2021年イースター読書会]アメリカとイギリス、カナダの作家の作品を集めた短編集。人の心にあるどうしようもない小さな叫びが表面に出てくる瞬間を切り取った作品が多く、全体的に楽しめた。お目当てはミシェル・ロバーツの『イースターエッグ・ハント』。老夫婦と孫娘のイースターシーズンの数日を描いた作品。死と誕生、子供の成長が上手くイースターにマッチしている佳作。他の作品では『人生の秘密』が印象に残った。
2021/03/09
くさてる
一風変わった視点の海外文学の短編集。様々な短篇が収録されているけれども、どれもがどこか孤独さ、変わり者、運命から上手にはじかれてしまった人々を描いているようで、不思議な統一感があって良かったです。個人的には、「普通」なんてどこにもない、という自覚が産む勇気の素晴らしさと孤独をこどもの一人称で描いた「人生の秘密」(ブルース・コウヴィル)がいちばん好きです。ただこの本、各作者についての解説が皆無なのが残念ですね…。
2014/11/28
ののの
★3 もうすぐ誕生日なので読みました。海外の短編集で雰囲気や風習が日本と違って興味深い。作品によってテイストも色々でいつもと違う読書ができました。
2021/11/27
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