棋士が数学者になる時 千駄ヶ谷市場3
棋士が数学者になる時 千駄ヶ谷市場3 / 感想・レビュー
kokada_jnet
『棋士が数学者になる時』という書名のセンスが悪すぎて、読むのが遅れた。この題名は、先崎先生がつけたのではなく、編集者がつけたのでは。2008年に『将棋世界』に連載されたコラムの「千駄ヶ谷市場」の2013年の単行本化。河口俊彦の名連載「対局日誌」の終了直後にはじまった連載だから、長期、続くのかと思ってたが、3年ほどで終わってしまった。巻末に、2005年の名人戦直前の文章があり、羽生、森内がいかに将棋界に大きな変革を起こしたかが、書かれている。
2021/09/24
gtn
相手が長考したときわが身が持たないと、故真部一男八段が妙手に気付きながらも指さなかったというエピソードが壮絶。真部氏に敬慕していたのだろう。勝負に徹しきれない満身創痍の真部氏。その生き様を著者は世に残した。
2019/10/11
oskrt
先崎さんは、天は二物というか、文才のある将棋指し。A級棋士というだけでもう超絶の天才なわけだが、文才もあるんだからすごい■本作は間違いなく観戦記ではあるんだけど、勝負の世界に生きる棋士という人種を冷静に眺めて愛をもって語っている。当然棋譜もたくさん出てきて指し手の解説もあるんだが、読んで面白いのは語りの部分だね。だから将棋を知らなくても結構読める本だと思う。面白いです
2018/10/23
焼きナス
棋士の内面の描写が素晴らしい。
2014/02/28
yasuhitoakita
ぐいぐいと読まされてしまった^^;
2013/06/26
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