知的生産の技術とセンス ~知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術~ (マイナビ新書)
知的生産の技術とセンス ~知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術~ (マイナビ新書) / 感想・レビュー
壱萬参仟縁
ゴシ太本。知的生産は、フィールドワークから得た情報を蓄積、分類、執筆、企画の産出に活かす技術(28頁~)。75頁前後に紹介されているEvernoteは利用価値がありそうなので、可能であればやってみたい。欧米でPhDがビジネスキャリアとして一段上なのは、D論が査読を経た成果物を完成したことでビジネスでも有効性をもつ(84頁~)との指摘は、日本の経営者も傾聴に値しよう。自分なりの価値を付加することは立派な知的生産(102頁)。
2014/12/13
ほじゅどー
★★★梅棹忠夫「知的生産の技術」を読んだのは既に数十年前。知的生産とは新しい情報を生み出し、体系化し、新しい価値を生み出すこと。その第一歩は、考えて文章を書くこと。新しい情報を単に生み出すのではなく、先人の情報に新しい自分の価値を付け足していくプロセス。そのためには個人のセンスを磨く必要がある。情報を取捨選択するフィルター。これが知的生産の本質。いつも好奇心を胸に発見の手帳を持ち歩きインプット。ブログなどでアウトプットする。このインプットとアウトプットの循環を続ける。惜しみのない知的アウトプットをする。
2017/02/17
Yuto
自分で苦心し、発信してそれに反応が貰えた時の嬉しさ。その嬉しさは新たなものが産まれるきっかけとなる。そんなことを感じました。
2019/10/16
デューク
「知的生産とは、あなた自身が感じた感動や発見を、あなただけの言葉で表現すること」。そう語る筆者による情報の活用術。 情報は量を集めるだけではなく、それを組合わせることにより、新しい価値が生まれる。その情報のどこが自分の琴線に触れたのか、その情報は自分にとって何の意味があるのか、それを意識すれば情報に対する感度は研ぎ澄まされていく。その上で、自分が感じた驚きや感動をアウトプットしていく。情報を文字通り血肉とするための指南書であり、そのアウトプットで自分の個性を開拓していく解説書。おすすめ
2016/09/13
thinkeroid
梅棹忠夫の『知的生産の技術』を真正面から現代の情報技術に即して読みなおしている。梅棹書がそうであったように、ツールの紹介よりも、知的生産の主体として生きることが考察されている。
2015/06/10
感想・レビューをもっと見る