悪女な奥さん (MF文庫 2-11)
悪女な奥さん (MF文庫 2-11) / 感想・レビュー
猿田彦
久々の内田春菊さん。性暴力を受けた生育歴を打ち明ける人が殆どいない頃カミングアウトした人で、かつて読んでいた作品はそういった内容のものでした。野放し状態のセックスをする話も彼女は苦しかったのね、(失礼ながら)犠牲者だからこういう内容のものを書くのは仕方がないと思っていました。が、この本で内田さんの作品への見方が大きく変わりました。対等な夫婦関係ってこうあるべきなんだと教えられました。社会の中での人間関係の常識は、私を含め夫婦には通じないと思い込んでいる人たちへのメッセージでした。読んでスカッとしました。
2016/06/23
マキノ
ときどき読みたくなる本。
2015/01/17
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