ストレッサーズ (MF文庫 2-39)
ストレッサーズ (MF文庫 2-39) / 感想・レビュー
更紗蝦
徹底的に思い上がっている日常(主人公の名前)と徹底的に卑屈なひとみがボロクソに描かれているのはまだ分かるとしても、川上が「いい男」、ハルナが「いい女」として描かれているのは納得できません。川上は一見友達の面倒見のいい男ですが、その面倒見の良さをモテ要素として利用しているふしがあり(つまり無意識に日常を自分の引き立て役に利用している)、ハルナは自分の積極性のアピールのためならひとみの自尊心を傷つけることなど何とも思っていません。異性からモテることや恋愛に積極的であることは、性格の悪さの免罪符にはなりません。
2015/03/07
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