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THE MASK CLUB

THE MASK CLUB

THE MASK CLUB

作家
村上龍
出版社
メディアファクトリー
発売日
2001-07-13
ISBN
9784840103121
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THE MASK CLUB / 感想・レビュー

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巨峰

表紙やタイトルからもわかるとおり官能的なシ~ンもあるんだけど、そんなにエロさを感じなかった。ヒロインたちは切実な過去やトラウマを抱えているからかなあ

2024/02/18

深夜

死者は肉体から魂が離れた瞬間から、思考することを辞めてしまうのかもしれない。肉体はない。意識だけが中空を漂っている主人公は、起こったこと、見たものをダイレクトに描写していく。人が何かを語るとき、一度脳で考えをまとめ、それからブラッシュアップを行い口から放つ。その過程が無い死者は、膨大な情報量を処理できぬまま、延々と言葉を羅列していく。よってこの読みづらい文体は必然的だったと思う。

2017/12/03

ちょん

難解。実体の無い死者の目線で語られるので、想像力を駆使して読み進める。わかりたいのに、わからない。悔しいなあ。

2015/01/30

dynabook77

7人のレズビアン?な女に殺された男が「死者」の視点から語る。 途中から視点が変わり(死者が情報を得る形だが)より具体的に女たちの物語が。 酷く汚い話ばかりで趣味は悪いけど村上龍先生らしい。 「天才的なサディスト」って言葉が印象的

2020/08/11

かの

レズビアンのSM、殺された男が俯瞰している。村上龍さんはあまり読まないのですが、オールドテロリストがすごく面白かったのでチャレンジしてみました。アウトレイジ的というか、暴力的な本はまだ苦手だなと思いました。女たちの過去や心情が淡々と書かれている。初めは男の視点だったのにいつのまにか変わっていて、不安定な気持ちになる作品でした。

2016/05/22

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