オカルト
オカルト / 感想・レビュー
uD
なんてことのない中身なのに、文章の書き方や登場人物の視点によって、こんなに奇妙な雰囲気を出せるんだ!と感心してしまいました。 が、やっぱり中身がなんてことなさすぎる。笑 ここに戻ってきます。でも、だからこそすごいのか?と考えなくもありません。 「本当は何でもないこと、でも深読みしたり表現の仕方によってなんとも奇妙になる」世の中の“オカルト”と呼ばれるものすべてそんな気がします。 そこを狙ってのタイトルと文章だとしたら秀逸です。 オカルトの象徴的作品と言えるのかもしれませんね。
2018/11/18
リタ
「信じるのではなく、感じること」この世界で生きてゆくのに必要なのは、もうひとつの世界と遊ぶこと。私はきっと、もう、生命維持装置を外すことができている。
2014/07/10
skellig@topsy-turvy
ちょっと不思議な出来事や人々を綴った、物語とエッセイの端を跨ぐような散文集。螢のぽうっとした優しく静謐な光を思わせる雰囲気。本のつくりも好き。
2012/09/19
バジルの葉っぱ
掌編小説集とあったけれど、詩のようなもの以外は創作ではなくて限りなく本当のことが書かれているエッセイのようですね(エッセイに書かれていた人がでてくるし)。 著者の、先入観をもたずなんにでも心を開けるみたいなところが感ぜられ感心してしまいました。。
2020/09/17
泉
リアルな不思議を。相反するこの2つをうまく溶かしたような作品。’普通’とはかけ離れているけれど、日本人ならなんとなく「さもありなん」と納得できてしまう節もあるんじゃないかな。あとがきの文が印象的でした。
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