ほしのこえ The voices of a distant star (MF文庫J)
ほしのこえ The voices of a distant star (MF文庫J)
- 作家
- 出版社
- KADOKAWA(メディアファクトリー)
- 発売日
- 2002-07-25
- ISBN
- 9784840106009
ほしのこえ The voices of a distant star (MF文庫J) / 感想・レビュー
た〜
新装版(?)が書店に並んでいるのを見たので、発掘再読してみた。謎の地球外生命との戦いと、それに伴う長距離恋愛、という設定の割には、最後の戦い以外は淡々と話しが進んでいく印象。地球外生命に関しても結局何の結論もない「謎」のまま
2018/03/08
ryuetto
原作アニメ版は視聴済み。アニメを見たときから思っていたが、普通の中学生の女の子が宇宙に上がって、異星人と戦う設定は、ちょっと無茶だろ? という気がするし、小説を読んでいても、その辺の違和感は消えなくて、なんだかなあ。という感じは残るものの・・・。 原作アニメが持っていた、「宇宙から届くメール」の切なさは、十分に表現されていて、これはこれでいいラブストーリーなんじゃないかと思う。「遠い人を想う」その気持ちの切なさが、すごくいい味を出して、なかなか感動的だった。
2013/11/13
ブナ太郎
やばい、アニメを観ていたのに感動した(泣)。自分の読解力のなさなのか、アニメを観ていたとき、もうミカコは死んでしまっていたと思っていたので、小説版の後半の展開はある種の救いとなった。本当に嬉しい。最後のミカコのセリフは反則モノ。「二十四歳のノボルくんに追いつくのに、時間が欲しいよ」 時間が欲しいのは、ぼくのほうだった。十九歳の長峰に追いつこうと、ぼくは後を追った。「ほしのこえ」の完全版が、ここにあります。
2012/08/30
背表紙裏
映像、漫画、小説、すべて見た中で、これが一番分かりやすかった。原作となる映像はもちろん文句なしに美しく、漫画版は挿話が充実していて過酷さ切なさがうまく表現されていていたので良かった。そして、この小説版は世界観の裏打ちと心理描写に重視した印象があり、映像や漫画版にはなかった結末も用意されているので、完結編という言葉がとてもふさわしく思える。3メディアどれも十分に楽しめる作品。
2009/11/29
tomosaku
新海誠氏の劇場映画デビュー作のノベライズ。映画は初日に下北沢まで見に行った。さておき、映画で語られなかった事情や語られなかった結末の続きをきちんと描いていて、映画で感じていた疑問がある程度は解消され、少し無理は感じたが多少すっきりした。ただ、情景描写が映画を見ている人を前提にしていて説明が足りない感があり、しかしこれはワシが先に映像を見てしまっているから勝手にそう捉えてしまっただけかもしれない。映画が短尺ながら完成されたものなので、本作を蛇足と見ることもできるが、作品世界を良い方向に補完してくれた。
2007/09/25
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