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怪を訊く日々 (ダ・ヴィンチブックス 怪談双書)

怪を訊く日々 (ダ・ヴィンチブックス 怪談双書)

怪を訊く日々 (ダ・ヴィンチブックス 怪談双書)

作家
福澤徹三
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
発売日
2002-08-01
ISBN
9784840106078
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怪を訊く日々 (ダ・ヴィンチブックス 怪談双書) / 感想・レビュー

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ねこまんま

実話系の怪談集なので、オチがなく、それはどうなの?と思う話も多い。 だけどそこが、「知り合いから聞いた話なんだけど・・・」っていうリアリティなんだよね。 私はこっち系に疎く、気を感じたり、なんか見えたりしたことはないけれど、世の中にそういう怪があっても不思議じゃないなとな思ってる。 こんなの、感じる人、見える人、なんだったら連れて帰っちゃうような人は大変だろうな。 「コンビニの女」「ほんとうの娘」「水しぶき」が怖かった。

2015/06/20

シガー&シュガー

カバーデザインがずっと気になっていたものの、通える範囲の図書館には所蔵されていなかったのでついに購入。やはり素敵なカバーです。もとい、実話系怪談をそれほど読んだことはありませんが、それでもこの作家さんは巧いように感じました。74話あるどれもが、その怪の内容よりも語り口で読ませます。あるいはカテゴリーわけが巧みだったのか、カテゴリに含まれる話数のバランスが良かったのか。もしかして編集の三津田さんの腕なのか。ともあれとても読みやすく飽きない読書でした。他の著作も是非読んでみたいと思います。

2015/11/15

ume-2

実話怪談には先駆として著者も白眉と認める「新耳袋」がある。本作もその先駆に似た形式の本となってしまったが、著者の影が見えにくい新耳袋等と異なり、実生活や怪談に対する考えが折に触れ語られる。”口角泡を飛ばすような論議をするのは不粋の極みで、怪談はただ玩味するに限る”とまえがきにあり、読者に求める姿勢が垣間見える。別の所で、「話の荒唐無稽の度合いが激しくなるほど、リアリティーが増す」とあるのはこちらも常々感じている所だが、作家側もそれを意識しているのは興味深い。今回の実話より、著者の小説形式の方がやはり好き。

2015/01/02

サトゥルヌスを喰らう吾輩

今のところ実話系では一番勝手に応援している福澤さん。やっぱり怪談は語りとセンスです。

2014/10/04

眉毛ごもら

再読。作者の周りの人から集めた怪談を分類分けして載せている。福岡県や九州地方の怪談が多くあちらに親戚がいる身としては面白く読んだ。スタンダードな怪談から怖い怪談まで実録なのでオチはない。それが良い。また、怪談は無いかと話を向けられてあーあんなことが……と思い出すことも多いというのもなかなか興味深い。絶対に言わないでと言われた話を話した相手に話されたというなんとも言えないべつの意味で怖い話もありそういう話は黙っておくか話されるもの思ったほうがいいなと。みんな怪談は大好きなのである。自分に降りかからない前提で

2021/11/28

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