なごり雪
なごり雪 / 感想・レビュー
tecchan
伊勢正三の名曲「なごり雪」をモチーフとした大林宣彦監督の映画が出来上がるまでを映画のストーリーと撮影現場をシンクロしながら描いた作品。 大林組の映画がどのように出来上がっていくのかがよくわかる。青春の甘酸っぱさ、人生のほろ苦さが描かれる。50歳を迎える主人公が28年ぶりに故郷に帰る先には、死の床につく、彼を待ち続けた少女が。
2021/06/11
博多のマコちん
映画の脚本に近い物語的な内容だろうと思い購入した。予想に反し映画の多くのシーンを順に登場させ、それらにまつわる「お話し」を大林さんが皆さんに聞かせてあげてる、という感じのものだった。やたらとこの映画のスタッフが何度も登場してきて、それらの人の思いや考えをそのスタッフが言ってるのか大林さんが言ってるのか混とんとした書き方になっている所が多いうえに、映画製作の裏方に関心がない者にとっては興味がわかない話も多く、読み進むのが辛かった。映画そのものは良かったので期待して本を取り寄せたが、当てが外れて残念。
2016/08/06
茶々太郎
いやぁ読み切るのに苦労した。単なるノベライズにしてくれれば良いものを、撮影日誌は挟むわ、述懐は出てくるわ、その割に半端な三人称だわ、構成の悪さに頭痛すら感じ、長い読書歴の中で2冊目のリタイヤかと思った。この人の部下は大変だろうなぁ、支離滅裂なんだもの。ここまでヒドい本には、なかなか出会えませんぞ。
2011/08/30
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