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君の嘘、伝説の君 (MF文庫 J し 2-2)

君の嘘、伝説の君 (MF文庫 J し 2-2)

君の嘘、伝説の君 (MF文庫 J し 2-2)

作家
清水マリコ
toi8
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
発売日
2003-10-01
ISBN
9784840108867
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君の嘘、伝説の君 (MF文庫 J し 2-2) / 感想・レビュー

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鑑真@本の虫

嘘三部作、二作目。 思春期でちょっと斜に構えてしまう主人公・浅井操。 彼が書いた読書感想文を欲しいと申し出る人形のような少女・智奈。 二人はこの瞬間から、嘘と伝説と魔女を巡る騒動に巻き込まれていく。 透明な雰囲気と、仲良くなるにつれて嘘となっていく智奈の存在が、儚なく、水彩画のようで綺麗であった。 前作に比べ、印象的なセリフが多く、集中して読むことができる。 特に、智奈の言葉ははっとさせられる面が多かった。 ラストの解釈は難しいが、どちらも本当の智奈なのかな、と思う。

2014/06/28

ask@憧れの京都住み

『私は、嘘の魔女だから、現実は私にあてはまらないよ』斜に構えた読書感想文を書いた少年、それを欲しいという不思議な少女。出会いを重ねる度に近くなる……と言うのはある話だが、会う度に君の存在が『嘘』になる。少女に誘われるまま、少年が日常を離れて行く、現実が希薄になる。終始作品を覆うミステリアスな雰囲気は、曖昧な物いいと展開に起因するものだが、これが全くと言っていいほど不快にならない。結末への飛躍が過ぎるのがネックだが、嘘が真実に、伝説が現実へと変わる様はクセになる。清水マリコ、興味が出てきた。

2013/01/10

sakko/さよ

最後のタネ明かしを読んで、えっ?こういう系の話だったの?!って意外に思いましたが、面白かったです。前半はせつない青春ものっぽくふわふわ進む。後半は、昔NHKでやってたドラマシリーズみたいな展開。不思議な美少女智奈ちゃんが可愛かった。微妙にメンヘラっぽい女の子ばかりなのがまた作品の世界観にあってる~。嘘シリーズってあるんですね。気になる。toi8さんの絵好き。

2013/01/29

F

他の「嘘シリーズ」と同様、ちょっとイタイ不思議少女と純情少年のお話。現実と幻想のあわいをたゆたう、どこか悲しい予感がある不思議ノスタルジーな一冊。相変わらず郷愁をかき立てる風景の描写が巧みです。シリーズの他の作品にも共通することなのですが終盤の展開が急でやや消化不良な感じです、が、何とも言えない余韻があるもの特徴。

2010/03/14

yamakujira

娘のラノベを拝借。ラストの解釈が難しかった。二重人格ってこと?いや、逃げなかったのは霊だから?それともドッペルゲンガー?読みなおそうとは思わないから、ま、いいか。智奈ちゃんかわいい、操がうらやましい、なんてベタな感想は書けないなぁ。 (★★★☆☆)

2014/02/22

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