COBRA5 シドの女神 (MFコミックス)
COBRA5 シドの女神 (MFコミックス) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
ドク、パンプキン、そしてバット。三人の盟友を得て、コブラの復讐が始まる。昔のジャンプは展開が早かったんだなぁ。三人とも登場がこれっきりという贅沢さ、もったいない。よくよく考えてみれば、レディだってそんなに暴れたりしていない。コブラはいつも、独りっきりで巨大な敵に立ち向かうのだ。仲間はできるけど、皆をまとめ、力を借りながら護ろうとする。それが彼の物語。ギルド元帥サラマンダーを倒し、第三帝国復興の野望も打ち砕く。あくまで、人間らしく。
2024/07/08
Fumitaka
サラマンダーの鎧武者のような姿はカイオウというかヴェイダー卿のように見えるが、この単行本は残念ながら話の掲載年数が記されておらず寺沢先生がどこからインスパイアを受けられたのか推測するには他で確認するしかない。コブラの包帯を巻いて「透明人間なんだ」(p. 145)も映画が元ネタだと思うがどうなんだろう。部下から「ハイル」(p. 262)と挨拶されるギルドの「総統」(p. 154)サラマンダーは「わが闘争」(p. 265)とかそれっぽい言葉遣いだなと思ってたら本人だった(p. 297)。
2023/11/20
辺野錠
海賊ギルドに対抗するための仲間集め、護衛されたサラマンダーをどう倒すか、そしてそれ以降もギルドとの戦いは続くのに引き込まれた。雪原に帆船、宇宙に打ち上げた女神像が破壊兵器とビジュアルのセンスもずば抜けている。サラマンダーの正体は突飛かもしれないが意外性はあった。
2023/10/31
Schunag
前半の大きな山。「コギト・エルゴ・スム」という言葉は中学のとき、これで知った。当時は壮絶な復讐戦という印象があったが、いまどきのマンガを通過して読むと、むしろ潔くスッキリした読み心地。ストーリーテリングが時系列を律儀に追うのでなく、大胆な時間の省略をふくんでいるせいだろう。省略からディテールの綿密な書き込みへ、という変化はエンタテインメント小説にも言えることなので興味深い。
2013/10/15
田中
1994年ハードカバー版にて。「あの服装はいけないな、第一、足を隠しすぎてる」
2022/01/01
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