蟲と眼球と愛の歌 (MF文庫 J あ 2-4)
蟲と眼球と愛の歌 (MF文庫 J あ 2-4) / 感想・レビュー
Yobata
鈴音の隣人ブレイクサンは呪いによって閉じ込められていた少年肉山カヂリを助け同居していた。その少年こそグリコが探していた一人部屋でブレイクサンは破局だった。ブレイクサンを巡り、涙歌や最弱まで動き出し…。一人部屋&破局回。長い間世界から隔絶されてたカヂリと因果腐敗という能力ゆえ人と関われないブレイクサン同士の思いやりと結びつきあいが切なくも良かったね…。最も神に近い力を持ってるとしてもやはり大事なのは他人との交わりなんだよね。その二人を引き裂くように自己の目的の為だけにやって来る涙歌と最弱。まさか涙歌の→
2015/05/02
ソラ
*エデンの林檎の不思議な力で人知を越えた存在となった少女・眼球抉子―通称グリコ。不死身の彼女は千余年の時の中で初めて、「大切な存在」宇佐川鈴音と出会ったが、林檎を狙う者たちとの戦いのなか、鈴音は意志のない生ける屍・肉人形となってしまった。鈴音の恋人・賢木愚龍は彼女につきそい、献身的に世話をするがそれだけでは鈴音は救えない。グリコは、「仲間」になった殺菌消毒・美名、不快逆流・蜜姫とともに、鈴音をもとに戻せる人物―『一人部屋』を探しはじめた。一方『一人部屋』は、自分を助け出した人物と奇妙な同居生活を送っていた
2006/09/17
ねね
涙歌、結構嫌いじゃなかったんだけどな。最後はエグイ事に…(このシリーズ全巻えぐいけどさ)ブレイクサンとカヂリのコンビは、唯一まともに癒される2人です。(ブレ子のパンの歌は癒されない)梅ちゃんとゼキくんの終わりは、何だか哀しい。私の笑顔と引き替えにしても叶えたいモノなのかな?に、躊躇うゼキくんと、それを解ってあげられる梅ちゃんが、もっと普通に暮らせたらよかったのになと思う。しかし愚龍先生はどんどん存在感が稀薄に…(>_<)
2014/05/08
くろり - しろくろりちよ
<蟲と眼球>シリーズ4冊目。鈴音をもとに戻すためグリコは天地創造の力を持つ『一人部屋』を探す。視点は一人部屋こと肉山カヂリ。鈴音のアパートの隣に住むブレイクサン=破局(ポイズン)、賢木の母・涙歌(メロディアノイズ)、ゼキくんこと最弱(アルティメットシールド)、登場人物の思惑は捻れに捻れ。白雪姫と称された鈴音の役割とグリコの変化の謎。物語の最終局面へ。もと手長鬼こと梅ちゃんには幸せになって欲しかったけれど…。最後に精一杯生きたせめてもの救いがあったと信じたい。登場人物、読者それぞれにとって優しく悲しい物語。
2013/02/07
ソラ
*エデンの林檎の不思議な力で人知を越えた存在となった少女・眼球抉子。不死身の彼女は、千余年の時の中で初めて、「大切な存在」宇佐川鈴音と出会ったが、林檎を狙う者たちとの戦いのなか、鈴音は意志のない生ける屍・肉人形となってしまった。鈴音の恋人・賢木愚龍は彼女につきそい、献身的に世話をするが、それだけでは鈴音は救えない。グリコは、「仲間」になった殺菌消毒・美名、不快逆流・蜜姫とともに、鈴音をもとに戻せる人物―『一人部屋』を探しはじめた。一方『一人部屋』は、自分を助け出したとある人物と、奇妙な同居生活を送っていた
2010/10/19
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