KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

小説・秒速5センチメートル (ダ・ヴィンチブックス)

小説・秒速5センチメートル (ダ・ヴィンチブックス)

小説・秒速5センチメートル (ダ・ヴィンチブックス)

作家
新海誠
出版社
メディアファクトリー
発売日
2007-11-14
ISBN
9784840120722
amazonで購入する

小説・秒速5センチメートル (ダ・ヴィンチブックス) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

yoshida

映画を観て、コミカライズを読み、ノベライズ版を読了しました。映画とコミカライズを補完した内容になっています。貴樹と明里のお互いに渡せなかった手紙が明らかになる。貴樹と水野の過ごした時間も詳しく分かる。ノベライズ版は最後に貴樹が前向きに踏み出せて良いですね。新海誠氏の作品は喪失をテーマとし、それを乗り越える姿を描いている。人間誰しも出会いや別れがある。喪失からの再生は、人生で普遍的なものであり、誰しも経験のある事だろう。新海誠氏の作品はだから人の心を動かすのだ。切ない情景と言葉が詰まった素敵な作品。

2015/09/28

おしゃべりメガネ

やはり映像化からの小説化だけに無理なくスムーズに描写されているような気がします。1人の男性を軸に時系列に展開していく流れは心地良かったです。あまり深く掘り下げないのが、ある意味読みやすくさせているようで全体的に重くはないかなと。小説で読むとついつい深いモノを求めてしまいますが、映像化ならまた違った感覚で受け止めるコトができるのかもしれません。3部構成ですが、個人的にはやっぱり最初の話が一番ココロに残ったかな。主人公が話を重ねるたびにちょっと影が薄くなっているような気がしたのは気のせいなんでしょうかね?

2016/07/22

一番最初、著者が監督したアニメ映画を観て、無性に切ない想いに駆られ、次にコミック版を読んでラストの前向きさに納得がいき、中盤での心情やアニメで描かれていなかった部分の描写がかなり補完できた。なので小説版では言葉の綺麗さを期待しながら読んだ。結果は思ったとおり。原作のナレーションと同じような誠実な口調で綴られる言葉の数々。想いが叶わないせつなさは主人公だけじゃなく、登場人物それぞれにあり、でもそれだけじゃない未来に目を向けたプラス思考が滲み出た小説版で、ようやくこの作品が完璧に完成したのだと感じた。

2013/08/18

おくちゃん🍎柳緑花紅

誰もが皆人生という旅の途中。自分が何者なのか?何を目指しているのか?「何故僕は、誰かを少しだけでも幸せに近づけることが出来なかったんだろう」そう思う彼にあの子の心も又あの子の心もそしてあの人の心もしっかりと温めてたみたいよ!って言いたいけど、あの子の切なさ、あの人の寂しさに私は寄り添った。でも私も主人公でもあり、あの子なのかもしれない。渡せなかった二人の手紙。ラストの奇跡。きっと奇跡。人生は小さな奇跡が鏤められている。読了後動画も少しだけ見た。今更新海誠さんにハマる。「きっと大丈夫」は愛の言葉。

2016/12/08

扉のこちら側

初読。映画を観てから読了。映画と小説、両方見るとより一層登場人物の心がわかってせつなくなる。渡せなかった手紙の内容を知れたのが良かった。

2008/06/10

感想・レビューをもっと見る