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飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選 (幽BOOKS 幽ClassicS)

飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選 (幽BOOKS 幽ClassicS)

飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選 (幽BOOKS 幽ClassicS)

作家
岡本綺堂
東雅夫
出版社
メディアファクトリー
発売日
2008-03-01
ISBN
9784840121712
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飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選 (幽BOOKS 幽ClassicS) / 感想・レビュー

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深青

岡本綺堂さん、初読み。とても読みやすく、面白かったです。長編の方は怪談というよりも民話、地域の歴史と言っても良いような気もします。山村ってどうして、こう怪談が似合うんでしょうね。他の作品も読んでみようかなぁ。

2016/12/13

凛風(積ん読消化中)

長篇1篇、と短篇6篇(うち、1篇は戯曲)を収める。長篇『飛騨の怪談』が面白い。まさに活劇。場面展開が速く、キャラが立って飽きさせない。にも関わらず、後半イヤ〜な気分になる。「今日の人権意識から見て不当・不適切な語句や表現」が綿々と続くからで、この後味の悪さが残念。途中、江戸から流れてきた酌婦のお葉と、山奥で暮らす重太郎の切ない恋模様がいい。いろいろあって、みんな死んで、一番面白味のない主人公2人が、これと言った活躍もせず(ほぼ倒れている)生き残って幸せになるのも、リアルでいい。実話短篇も時代感に趣がある。

2021/11/08

poke

表題作は奥深い山村を舞台に山𤢖が登場するし、怪談より民話に近い。とはいえ実際に物語の中心にあるのは人間関係。初めは気持ち悪さのあったお葉と重太郎の恋心と情が最後切なかった。山𤢖とは中国の妖怪とのことで、作品中の山𤢖の正体とも重なり納得。他にも短編の怪談も収めてあり満足できた一冊。

2021/05/10

アントモーサ

綺堂という美しい名前の通り、端麗な文章。

2016/12/01

mimm

岡本綺堂の怪談文芸作品の中より、長編小説と戯曲、怪談実話の数編を加えたアンソロジー。山ワロと呼ばれる怪物を巡る、ハラハラの止まらないスリラー(一歩間違えばB級ホラー)小説でした。民俗的要素も含み、当時の差別や未知なるものへの畏怖の念も伝わります。読み出したら止まりませんでした。ぷはー寝不足。

2017/11/29

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