大島弓子が選んだ大島弓子選集 3 綿の国星 中 (MFコミックス)
大島弓子が選んだ大島弓子選集 3 綿の国星 中 (MFコミックス) / 感想・レビュー
百花
大島さんのマンガはマンガにとどまらない。それを、この巻ではしみじみ感じた。あまりにも詩的で、思わず声に出して読んでしまいそうになる。たとえば@毛糸弦@、ここではチビ猫の代わりに女子高校生に飼われているナイスミドルのオス猫が登場する。女子高校生の美柑が飼い猫のニャーニャと授業をサボって公園で過ごす。美柑の心の言葉『猫はだれにも信用されずに 日がな一日光を浴び風の梶をとって歩いたり走ったり寝ころんだりする。そうしてその目でより細密にこの世のシャッターを切りつづける…』詩以外の何物でもないではないか。
2018/09/12
kadocks
ほとんどの作品の初読は連載当時の「lala」だっけ。それから一度も再読してない作品もあり、想像以上に新鮮だった。チビがほとんど出てこない作品も猫もの以外の短編と同じパワーがある。当時はチビが出てこない作品は好きになれなかった。そんな自分がいつの間にか歳をとったわけで、今はそんな作品も愛おしい。何度も書くけど紙質と装丁もう少し何とかして欲しかったな。本当にもったいない。
2012/07/31
A'
いらっとくる女の子も、こんなにも愛しく可愛らしい。
2009/11/23
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