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遊郭(さと)のはなし (幽BOOKS)

遊郭(さと)のはなし (幽BOOKS)

遊郭(さと)のはなし (幽BOOKS)

作家
長島槇子
出版社
メディアファクトリー
発売日
2008-05-14
ISBN
9784840123181
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遊郭(さと)のはなし (幽BOOKS) / 感想・レビュー

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ぷっくん

読友さんのレビューを見て、遊郭モノが好きな私は引き込まれました☆遊郭怪談話ですが、連鎖短編です^_^語りで始まり語りで終わりますが、最後はゾッとしますよ〜‼︎遊郭の掟や女郎達の哀れな生涯には胸が苦しくなりますね。こうゆう吉原遊郭の怪談話はなかなか出会えないので読んでよかったと思います☆☆

2016/05/03

真理そら

吉原遊廓「百燈楼」七不思議をめぐる物語。「百燈」という字面が百物語っぽくて良い。遊廓物と怪談物が合体した連作短編集。子供(禿)たちが歌う手毬唄が不気味すぎる。中盤の『幽霊の身請け』『遣手猫』あたりで短編のつながりを見失いそうになったが頑張って読み終えた。

2019/06/30

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

怪談小説賞みたいなのを受賞した作品。禿の話から始まる連作。てっきり遊郭の女中から見た廓かと思ったら、そこに住み着く幽霊の話だった。幇間や遊女達の独特の言葉遣いや、大商人達の馬鹿馬鹿しいまでの無駄遣い、遊女をこき使ってあらゆる金を巻き上げていくシステムは面白かったけど、ホラー的にはあまり怖くなかった。幽霊よりその遊郭の残酷なシステムが恐ろしかったよ。小さな女の子をたくさん買ってきて、使い物にならないといじめ殺すとサクッと書いてあるんだよ。

2019/08/28

カピバラ

赤い櫛を拾うと、死ぬなどの遊郭ならではの七不思議にまつわるお話。怖かったけど面白かったー!女の生霊に元結いをきられる話の女の情念にぞぞっとした。

2014/12/05

「忘八」と呼ばれた廓の主が金に取り憑かれた結果、遊女達の哀切が引き起こす妄念のホラー。遊郭が舞台の物語はどんな視点で描かれたとしても、哀しさ、切なさが消える事はない。

2021/08/24

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