大島弓子が選んだ大島弓子選集 4 綿の国星 下 (MFコミックス)
大島弓子が選んだ大島弓子選集 4 綿の国星 下 (MFコミックス) / 感想・レビュー
百花
「綿の国星」下巻にはラスト三作の須和野チビ猫のお話を収録。今回はちと難解だった。哲学的と言ったら大げさだろうか。哲学なるものをよく知らないくせに。猫は人間の言葉を喋らないが、人間の言葉は理解していると思う。人間に伝えたい想いも持っている。今回はそんな猫たち(チビ猫もふくめ)の苦悩を描いているように思え、我が身を振り返り反省もした。チビ猫の物語はこれでおしまい。あと後半の収録は「バナナブレッドのプディング」になるが、それに関してはまたいずれかの機会に。
2018/09/15
kadocks
バナナブレッドのプディング。何度読んでも深く深く潜り込んでいく感じが好き。「イライラの衣良と申しましょう。」こんなに印象深い自己紹介はあるのだろうか。よしもとばななのあとがき読んでニヤニヤしてしまうのは、あの時代を同時代として感じている自分の年齢か。そうそう、みんな覚えていたよね。
2012/08/02
A'
ゆらゆらと揺れる不安の中で、それでも、しっかりと立ち行く術を捜している。
2009/11/23
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