ひとり百物語 怪談実話集 (幽BOOKS)
ひとり百物語 怪談実話集 (幽BOOKS) / 感想・レビュー
あたびー
作家で中国語翻訳家の立原透耶氏は視える人。ほぼほぼ自分の体験で百物語が書けてしまうのだから、郷内さんや加門さんクラスと言えよう。しかも祓う方はあまり得意ではなく、却って呼び寄せてしまうのだとか。剣呑である。本書は2009年発行なのでそこから13年経っている。氏はどうも最近体調が万全ではないようだ。読む側とするとこの本に登場する良くない物件にお住いになっていた頃と重なっている要な気がしてならず心配だ。とはいえ氏は根底にお茶目な物を持っておられ、読んでいて吹き出してしまったことも。
2022/10/25
p.ntsk
“視える”立原透耶さんの実話怪談第1集。自身や家族や知人が体験した話を収録。実話怪談は著者や編者によって印象が様々。淡々と語られるものもあるが立原さんは霊感体質なので生々しい。障り系の話は怖かった。動物や父さんの話は慰められるし心温まるものもあった。こんなことあるんだろうかと思うかもしれないが、本人にすれば視えたり聞こえたり感じたりする(周りにもそういう人が多い)ので“あるものはある”という感覚なのだろう。スタイリッシュな部屋の絵の表紙(単行本)何気なく見てたけどよく見たら窓の上の所に・・・キャー!
2017/09/21
ちょん
ジャパニーズやんわりホラー(*^^*)こういうのか読んでてぞわってなって好きです。自分には霊感が無いから見える人の感覚が分からなくて、霊感に憧れるの反面、見えたらやってられないなぁと思う気持ちも(笑)
2018/04/25
ザ ネ
実話怪談&百物語慣れしてしまったのか、あまり怖くなかった。でも本当に見える人って多分こんな感じなんだろうな。テストの夢は羨ましいと思った(笑)仲の良い家族で、お父さんは亡くなってもちゃんと見守ってくれている。レモン要求してきたり(笑)怪談苦手な方でも読めると思います。
2019/09/10
あかつき号
初著者。こんなものしかないけれど…って思わせながら、結構怖いぞ。あちらさんが妙に生き生きしている!
2017/06/08
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