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枯骨の恋 (幽BOOKS)

枯骨の恋 (幽BOOKS)

枯骨の恋 (幽BOOKS)

作家
岡部えつ
出版社
メディアファクトリー
発売日
2009-06-03
ISBN
9784840127974
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枯骨の恋 (幽BOOKS) / 感想・レビュー

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散文の詞

-枯骨の恋-最後はありがちな展開なんですが、じっとりする恐怖が有りますね。この後どうなったのかと思うとゾッとします。-親指地獄-自分の将来を見つけるように、友人の状況を見つめてしまった事が、不幸なんだろうけど、ジワーッとくる恐怖感だ。こういうスキです。-翼をください-女の情念だな。物置が出てきたので、なんとなく解ったけど、今度、物置見るとちょっとだけ恐怖に感じるかも。-メモリィ-ファンタジー調の作品で、読み終わった後の清涼感とでも言う感じは、この作品中では貴重ですね。家族を見つめ直すことになるんだろうな。

2021/04/02

巨峰

ちゃんと怖い。30代から40代あたりの女性が主人公の短編恐怖小説集。生きていくことの怖さ、生活の怖さ、歳を経ることの怖さが描かれている。

2015/02/07

モルク

初めての作家さんだったがとても好きになった。「嘘を愛する女」の作家さんだったのね。「幽」怪談文学賞短編部門大賞の表題作と他6編の短編集。いずれも主人公は女性であり甲乙つけがたくゾワ~とする作品。怖いけど怖すぎず、でもやっぱり怖い。「翼をください」「棘の路」がよかった。情念いや怨念、女のいやらしさがたっぷり。「アブレバチ」の情景、山の奥すり鉢状の所、昔口べらしの一つとして妊婦をそこに突き落とす。必死で這い上がろうとするが底の中心の割れ目に吸い込まれていった…自分があがいてもあがいてもずり落ちていく夢を見そう

2018/02/13

horihori【レビューがたまって追っつかない】

30代から40代までの女性たちの情念を描いた7編。「枯骨の恋」別れた男の骸骨に囚われる女「親指地蔵」行方不明になった元同期が遺した小さな地蔵「翼をください」姉が実家にこだわる訳と体の染み「GMS」どうしても子どもが欲しくて子宮摘出を躊躇う女「棘の路」九里子の願いを叶えようとする健気な子どもたち「アブレバチ」パワハラを受けていた女子社員が自殺した訳「メモリイ」物に残された記憶が見える骨董喫茶店。心霊ネタが怖くて震えたのは「棘の路」だけど、どの話も女の念が深くて、梅雨空のようなじとっとしたゾワゾワに震えた。

2021/05/30

らむり

「厠の怪」の岡部えつさんの作品が良かったので、この本を手に取りました。女性心理サスペンスっぽい心霊系ホラー短編集です。表題作「枯骨の恋」は、骸骨との変態?性愛です。

2013/02/25

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