読まずに小説書けますか 作家になるための必読ガイド (ダ・ヴィンチブックス)
読まずに小説書けますか 作家になるための必読ガイド (ダ・ヴィンチブックス) / 感想・レビュー
らぴ
挙げられた本が必ずしも褒め対象な訳ではないのがとてもおもしろい。ハリポタの訳については、わたしも思っていたことをトヨザキ社長が言っているのにホッとした。年間どれだけの本を読んでいるのだろう……というくらい情報が豊富で辛口批評もズバズバな2人が『涼宮ハルヒの憂鬱』を高評価していたのには驚いたが、ライトノベルもきちんと評価する姿勢は素晴らしいと思う。
2010/10/04
佐島楓
ブックガイド。興味を持った項として、「本歌取り」と「サプライズ・エンディング」が挙げられる。良い題材の例として取り上げられている作品が既読のものが多いのが救いといえば救い。巻末には桜庭さんも登場、あの執筆量とあの読書量は私もすごいと思う。良い読み手は良い書き手になりえる。
2014/10/20
Tetchy
全く買う気はなかったが、作家柴崎友香氏と本著の著者両氏とのトークショーに出席して会場の雰囲気に当てられて思わず買ってしまった。個人的に感心したのは1章のハリポタに関する記述について。正に我が意を得たりの思いがした。また豊﨑氏がドラゴンクエストのシナリオを手放しで誉めているのは意外だった。小説というジャンルに囚われない豊﨑氏の評者としての目に感心した。ただお互いが自身の読書量を誇るが如くの紹介は読書会の打ち上げの延長のように思えた。最後の付録、桜庭氏との鼎談が最も本書の趣旨に沿った内容だったように思う。
2011/03/17
kana
小説を書くための勉強として、という新しい切り口でのブックガイドで、かつ名コンビによる対談形式とあって純粋に面白い!(毒舌すぎる豊崎社長が比較的紹介する本を褒めちぎっているのも◎)ただ、本当に小説を書こうと思っている人が読んで、後に残るのはきっと「絶望」の2文字。こんなに読める気がしないですから。人生日々是勉強です。ラストに桜庭さんも合わせた鼎談が入っていて、こちらも見逃せません。
2011/01/03
K(日和)
書評、批評、論評サイドから見た小説、物語の紹介及びガイドライン。
2018/02/06
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