超訳百人一首 うた恋い。
超訳百人一首 うた恋い。 / 感想・レビュー
しゅわ
百人一首の恋歌をコミックと超訳でわかりやすく読み解く話題の一冊。以前から気になっていたのですが、ちょうど見つけて思わず手に取りました。1冊で6話・7首…思っていた以上にそれぞれにページをさいて世界観というか、その背景や魅力をガッツリ紹介しています。漫画的に仕方ないのかな?…女房を通さず直接話しちゃったり、御簾を介さなすぎ!?とツッコミ入れたくもなりますが、とてもわかりやすく和歌の醍醐味を解説してくれる良書だと思います。私的には綏子内親王がいいなぁ~ この歌にこんな背景があったとは。
2014/01/28
ヒロ@いつも心に太陽を!
今も昔もこれからも。みんな同じようなことに悩んだり喜んだりする。百人一首がこんなに面白いものだったとは!最後の超訳わかりやすくて「それわかる!」って歌がいくつもあった。恋のうたにせつなくなった。
2010/09/19
エンブレムT
31文字に込められた想い。現代からは想像もできない不自由さの中で詠われた恋の和歌。大胆な解釈でストーリー化され描かれた物語が、言葉に込められた想いの深さをとてもわかりやすく伝えてきてくれました。時代背景を知るほどに、その言葉の一つ一つにどれほどの重みがあるのかがわかってきます。なので、原型を留めない言葉に置き換えられてしまう超訳に対してはツッコミ処は多いです。でも、だからこその魅力もちゃんとあります。いろんな意味で目から鱗状態です。想像以上に楽しめたので、第二弾も読みたいと思います。
2011/07/10
masa@レビューお休み中
子どもの頃、百人一首がなんだかもわからなかった。学生のときは、こんな難しいカルタなんかできる訳ないと思っていた。そして、四十路前にして、今無性にこの世界が面白いと思う自分がいる。在原業平と藤原高子のプライドとプライドがぶつかる恋も面白いし、紫式部と幼なじみの友情と恋の行く末も面白い。当時は恋をするのも、愛する人と会うことも一大事。下手をすると勘当されたり、左遷させられる危険だってある時代なのに、それでも人は恋をするのだ。もしかしたら、恋は制約があって、不自由なほど燃えたぎるものなのかもしれませんね。
2014/03/16
夜の女王
☆☆☆☆ 百人一首の解説本は数々あれど、分かりやすさと面白さでピカ一。一つの歌に込められた心情だけでなく、時代背景から人物描写まで十数ページで理解。しかも、それぞれのキャラが立ってるので読んでて楽しい。百首全部読まなくては!と、続きを予約。いや、買い本かな。業平の章は先日「なりひらの恋」を読んだばかりなので、一層興味深かった。ただ、定家さんが良い男すぎ。ハンサムだったという逸話はなかったはず・・・^^;
2013/05/03
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