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短歌ください (ダ・ヴィンチブックス)

短歌ください (ダ・ヴィンチブックス)

短歌ください (ダ・ヴィンチブックス)

作家
穂村弘
出版社
メディアファクトリー
発売日
2011-03-18
ISBN
9784840138642
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短歌ください (ダ・ヴィンチブックス) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

「サバンナの象のうんこよ聞いてくれだるいせつないこわいさみしい」穂村弘の初期作品にして、最も有名な歌。短歌には、これまでかなり狭い範囲の読者層しかいなかったと思うのだが、かつては俵万智が、そして昨今では穂村弘が活躍の場を広げている。本書は、雑誌『ダ・ヴィンチ』に連載された読者の投稿歌を集めたもの。毎回、題が出される(古典和歌では「題詠」という)のだが、確かにこの方が詠みやすいだろう。掲載歌は主に20代(時々10代と30代)の歌だが、素人っぽさ全開だ。「読む」側よりも「詠む」側の方がずっと楽しそうだ。

2012/08/30

kaizen@名古屋de朝活読書会

読書月刊誌「ダヴィンチ」に掲載している「短歌ください」を再編集してまとめたもの。次の主題について言及していて、次の節がその主題の場合もあれば、間に別のものが入ることもある。あとがきに言い訳も書いていない。索引がない。知り合いの作品調べ見つからず、全部読んでもわからなかった。親切なんだか、不親切なんだか。

2013/08/14

風眠

『その二』を先に読んでいたけれど、こちらの最初に出たほうのがストレートに心に響いた。確かに『その二』の投稿短歌のほうが、洗練もされているし巧いなぁとも思ったのだけれど、こちらの短歌はどれも、本の中から手がニュッと出てきて、胸ぐら掴まれたような感じがした。巧み過ぎないからこそ、感情とか熱とか重さ軽さがストレートに伝わってくるのだろうなと思う。誰にでもきっとある心当たりのような部分を、31文字という限られた文字数の中で表現する短歌という文化。日本にはこんなにも素晴らしい言語文化があるのだなと、誇らしく思う。

2014/08/04

おいしゃん

【読書会課題本】短歌って、こんなに面白くできるものなのか!とビックリさせられる一冊。そして載っている短歌は全て、雑誌に応募された素人作なのだから、二度ビックリ。「四十肩 三段腹に 二重あご 一重まぶたで ツルツルあたま」という笑わせる句から、「脱がしかた 不明な服を着るなって よく言われるよ 私はパズル」色っぽい句までさまざま。

2015/02/08

おくちゃん🍎柳緑花紅

ダ・ヴィンチで読者から短歌を募集し、集まった短歌と穂村さんの解説コメントの1冊。この作品が素晴らしい。センス抜群の短歌がずらりと並ぶ。??と思うものには穂村さんの解説コメントで「ほう!」と肯く。楽しかった♡あの夏を 僕と貴方は 並んでた 一直線に 永遠みたいに/短歌ノート作ろうかなぁ!!下手でも日々に何かを感じる事が出来るように。

2014/04/11

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