超訳百人一首 うた恋い。2
超訳百人一首 うた恋い。2 / 感想・レビュー
masa@レビューお休み中
何度も何度も繰り返し読む。はじめは、ただ読むだけだったが、今は詠むために読んでいる自分がいる。古典文学も短歌も苦手で大嫌いだった、この僕がわからないなりに知ろうとし、味わおうとしている。そして、ようやくここにきて、この本が『超訳』となっている理由がわかるようになってきた。とてつもなく意訳している短歌があるのだ。でも、そういうのも含めて大好きですね。新刊を読んだ後だと、紀貫之の鼻につく性格も許せちゃいます。そして、やはり百夜通いの物語が好きだなぁ。宗貞と吉子の悲しき恋の行方が、何度読んでも胸打つのです。
2014/04/04
しゅわ
百人一首の恋歌をコミックでわかりやすく読み解く話題の一冊。第二弾は六歌仙を中心にひもときます。あいかわらず業平はやりたい放題。六歌仙を紹介する紀貫之のツンデレっぷりには笑いました。個人的に一番好きなのはやっぱり百夜通いのお話かなぁ。切ないお話なのに、あとの四コマの二人の関係がほほえましくて良いですね♪ 四コマといえばもうひとつ…四話・和歌オタクの小町ちゃんがとってもかわいくて最高でした。こういうのを見ていると、千年前も今も、好きなものを前にする女性は同じなんですね♪
2014/01/28
エンブレムT
言葉には、その人の生き様が反映されている。不自由な日々の中で詠われた31文字に込められたそれぞれの想いは、何者にも縛られない心の自由に溢れている。謎の多い六歌仙を中心に描かれている今巻。作者が彼らにまとわせる空気は雅で切なく、そしてとても人間臭い魅力がありました。特筆すべきは、カバー表紙。この3人は色っぽい関係?ってな雰囲気に見えますが、本編では悪友としてのカラリとした楽しさが満載です。実は女性の指先が裏表紙に続き、更に・・・。『うた恋』そのままの奥深い世界観です。胸が締め付けられる一枚絵だと思いました。
2011/10/04
パフちゃん@かのん変更
小野小町の話が印象的でした。熱烈にプロポーズされたのに、更衣になりたかったのね。結婚よりもキャリアを目指す今時の優秀な若い女性のような・・・。絶世の美女という事で是非お目にかかりたいと思いました。
2014/12/27
らぴ
予定していなかったけれど売れたから第二弾も作っちゃおう! という本は、大抵パワーダウンするものなのだけれど、この本はますますおもしろくなっていた。六歌仙が実は……という話とか、吉子が実は……とか、伏線とか構成がうまい。やっぱり大好き、杉田さん。そんなわたしはDVD付きを買ってしまったのだが(笑)。
2011/04/26
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